ハーフアップが似合わないのはなぜ?顔型・髪質別の原因と垢抜ける似合わせ術を徹底解説
「ハーフアップにすると顔が大きく見える」「髪を結んだ途端に老けて見える」「下ろしているときは気にならないのに、ハーフアップだけ似合わない」。そんな悩みを抱えていませんか? ハーフアップは清潔感や上品さを演出できる定番のヘアアレンジですが、実際に試してみると、顔の輪郭や頭の形が目立ったり、トップがぺたんとしたりして、思い描いていた仕上がりにならないことがあります。
しかし、ハーフアップが似合わない原因は顔型だけではありません。髪の長さや毛量、結ぶ位置、トップのボリューム、前髪の有無、サイドバングの残し方など、複数の要素が関係しています。2026年のヘアアレンジ選びでも大切なのは、流行のスタイルをそのまま再現することより、自分の顔立ちと髪質に合わせてシルエットを調整することです。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 似合わない主な原因:顔型と結ぶ位置の不一致、トップのボリューム不足、顔周りの髪の処理などが関係する。
- 顔型別の似合わせ方:面長は横幅、丸顔は縦のライン、ベース型はフェイスラインを包む毛流れを意識する。
- 垢抜けるコツ:低めハーフアップ、適度なトップの立体感、サイドバング、ゆるい毛束の引き出しがポイント。
【原因を徹底解剖】ハーフアップが似合わないと感じる5つの理由

ハーフアップは、髪の上半分を後ろでまとめ、下半分を下ろすアレンジです。顔周りがすっきりする一方、髪を下ろした状態では隠れていた額や耳周り、フェイスラインが見えやすくなります。
そのため、普段のダウンスタイルでは気にならない部分が、ハーフアップにした途端に目立つことがあります。まずは、仕上がりに違和感が出る代表的な原因を整理しましょう。
1. 顔周りの髪を取りすぎて輪郭が強調される
ハーフアップでありがちな失敗が、サイドの髪をまとめすぎることです。
こめかみから耳上にかけての髪をすべて後ろに持っていくと、顔の横幅や頬骨、顎のラインがそのまま見えます。特に、普段は顔周りの髪で輪郭をカバーしている人ほど、印象の変化を大きく感じやすくなります。
改善するには、こめかみ付近から少量の髪を残すこと。顔周りの毛を自然に下ろし、毛先を軽く内巻きや外巻きにすると、輪郭との境界が柔らかくなります。
ただし、後れ毛を大量に残すと、今度はまとまりがなく見えることがあります。左右それぞれ細い毛束を少量残す程度から調整するのがおすすめです。
2. トップのボリュームが不足して頭の形が平面的になる

ハーフアップは、後頭部のシルエットが仕上がりを左右するアレンジです。
髪を後ろに引っ張ってきつく結ぶと、頭頂部から後頭部までが平らになり、頭の形が目立ちやすくなります。特に髪が細い人や毛量が少ない人は、結び目の周辺だけが小さくまとまり、全体のバランスが崩れることがあります。
この場合は、結んだ後にトップの毛束を少しずつ引き出し、自然な丸みを作るのが効果的です。
重要なのは、高く盛り上げることではありません。頭頂部から後頭部にかけて、なだらかな立体感を作ることです。前から見たときだけでなく、横から見たときのシルエットも確認しましょう。
3. 結ぶ位置が顔型や頭の形に合っていない
同じハーフアップでも、結ぶ高さが変わると印象は大きく変化します。
高い位置でまとめると華やかで若々しい雰囲気になりますが、顔の縦ラインや頭頂部の高さが強調される場合があります。一方、低い位置でまとめると落ち着いた印象になり、顔周りに髪を残す余裕も生まれます。
特に面長の人が高い位置で髪をまとめ、さらにトップを大きく盛ると、顔から頭頂部までの縦の印象が強くなることがあります。
反対に、丸顔の人がサイドをすべて隠して低い位置でまとめると、顔の横幅が強調される場合もあります。
結ぶ位置は、顔型だけでなく、頭の形や髪の長さも含めて決めることが大切です。
4. 前髪とハーフアップのバランスが取れていない
前髪あり・なしによっても、ハーフアップの見え方は変わります。
前髪を厚く作りすぎると、顔の上半分が重く見えたり、ハーフアップのすっきりした印象と合わなくなったりすることがあります。一方、前髪なしで額をすべて出すと、顔の縦幅や生え際が強調されることもあります。
前髪がある人は、少し束感をつけたり、サイドにつながる毛流れを作ったりすると自然です。前髪なしの人は、分け目を少しずらしたり、こめかみ付近に髪を残したりすることで、硬い印象を和らげられます。
5. 髪質や毛量に合わないアレンジを選んでいる
髪の量が多い人と少ない人では、同じアレンジでも仕上がりが異なります。
毛量が多い人は、まとめる髪が厚くなり、結び目が大きく見えたり、頭の横幅が広がったりすることがあります。反対に、毛量が少ない人は、まとめた部分が小さくなり、後頭部が寂しく見える場合があります。
また、髪が短いと結んだ毛先が落ちてきたり、サイドの髪を十分に固定できなかったりすることもあります。
つまり、ハーフアップの似合わせでは、顔型だけでなく、髪の量・太さ・長さ・くせの出方まで考える必要があるのです。
【顔型別に比較】ハーフアップが似合う人と似合わせる方法
ハーフアップが似合う顔型に絶対的な決まりはありません。大切なのは、顔の縦横のバランスと、髪をまとめたときに生まれるシルエットの関係です。
資生堂の美容情報メディア「Beauty Journey」でも、丸顔・面長・エラ張り(ベース型)それぞれについて、顔型に合わせたヘアアレンジが紹介されています。顔型ごとにボリュームを置く位置や前髪の見せ方を変える考え方は、ハーフアップの似合わせにも応用できます。
顔型別の特徴とおすすめアレンジ一覧
| 顔型 | 似合わないと感じやすい原因 | おすすめの調整方法 | 避けたい形 |
|---|---|---|---|
| 面長 | 顔の縦幅や額が目立つ | 前髪、耳横のボリューム、低めの結び位置 | 高いトップ、額を全開にしたタイトな形 |
| 丸顔 | 頬の丸みや横幅が強調される | 斜め前髪、縦の毛流れ、すっきりしたサイド | 厚い前髪と横に広がるシルエット |
| ベース型 | エラや顎周りが目立つ | 長めのサイドバング、曲線的な後れ毛 | 耳周りを全部出すタイトな形 |
| 卵型 | トップやサイドのボリュームが過剰になる | 髪質に合わせた自然な立体感 | 頭の形を無視した極端な盛り髪 |
面長は横のボリュームを意識する
面長の人がハーフアップをすると、顔周りの髪が後ろに流れることで縦の輪郭が目立ちやすくなります。
そこで意識したいのが、顔の横方向に柔らかいボリュームを作ることです。
おすすめは、次の3つです。
- 前髪を下ろす、または7対3程度に分けて額の露出を調整する。
- 耳横の髪を少し残し、頬付近に自然な丸みを作る。
- 結ぶ位置を低めから中間程度に設定し、トップを高く盛りすぎない。
資生堂の面長向けヘアアレンジ解説でも、横方向のボリュームや前髪、耳周りの毛束を活用する方法が紹介されています。
面長だからといって、必ず前髪を作る必要はありません。前髪なしが好みなら、センター分けを少しずらし、顔周りに長めの毛束を残す方法もあります。
特におすすめなのは、耳の上から後頭部にかけて緩やかな丸みを作るハーフアップです。縦に長く見せるのではなく、横方向に自然な広がりを持たせるとバランスが整います。
丸顔は縦のラインと抜け感を作る
丸顔の人は、頬の丸みや顔の横幅が気になり、ハーフアップにすると顔が大きく見えると感じることがあります。
この場合、顔周りをすべて隠すよりも、額やサイドに適度な抜け感を作る方がすっきり見えることがあります。
具体的には、前髪を7対3程度に分けて斜めに流し、サイドの髪を後ろへ自然につなげる方法がおすすめです。
資生堂の丸顔向けハーフアップ解説では、顎のラインの延長線上を目安に髪をまとめ、前髪を7対3程度に分けて額を見せる方法が紹介されています。顔周りを隠すことだけに頼らず、奥行きと縦の印象を作る考え方です。
ただし、トップを極端に高くすると、頭だけが大きく見える場合があります。トップは控えめにし、サイドの毛流れを縦方向に整えると自然です。
丸顔の人には、軽く巻いたサイドバングを残したハーフアップも向いています。
ベース型はエラ周辺を自然な毛流れで包む
ベース型は、顎周りやエラのラインに直線的な印象が出やすい顔型です。
ハーフアップにすると耳周りがすっきりするため、エラ部分が目立つと感じる人もいます。
似合わせるポイントは、顔周りに曲線を作ることです。
- こめかみから頬にかけて長めのサイドバングを残す。
- 後れ毛は顎のラインに沿うように軽く巻く。
- 耳周りを完全に出さず、顔の輪郭に沿う毛束を作る。
- トップは適度にふんわりさせ、後頭部に丸みを持たせる。
集英社の美容総合メディア「MAQUIA」の2026年1月6日更新記事でも、ベース型のヘアスタイルについて、顔周りの動きでエラ部分をカバーする方法や、長め・シースルーの前髪で縦のラインを意識する方法が紹介されています。
ハーフアップでも、耳から顎にかけての毛流れを柔らかくつなげることがポイントです。
卵型は比較的自由度が高いが、全体の比率が重要
卵型は、顔の縦横のバランスが比較的整っているため、さまざまなハーフアップを楽しみやすい顔型です。
高めのハーフアップや低めのハーフアップ、前髪あり・なしのどちらも選択肢に入ります。
ただし、似合いやすいからといって、どんなアレンジでも自然に仕上がるわけではありません。トップを盛りすぎたり、サイドをきつく引っ張ったりすると、かえって不自然になることがあります。
卵型の場合は、顔型を補正することよりも、髪質やなりたい雰囲気に合わせてシルエットを調整することが大切です。
【髪質・長さ別】毛量が少ない人や短い髪でも似合うハーフアップ
顔型に合ったアレンジを選んでも、髪の長さや毛量によっては思い通りに仕上がらないことがあります。
特に、毛量が少ない人やショート・ボブの人は、一般的なロングヘア向けのハーフアップをそのまま再現しようとすると、まとまりにくさを感じることがあります。
毛量が少ない人は結ぶ前の仕込みが重要
毛量が少ない人は、ハーフアップにすると結んだ部分が小さくなり、後頭部が平坦に見えることがあります。
この場合は、結んだ後に無理やり髪を引き出すのではなく、結ぶ前の準備でふんわり感を作ることがポイントです。
おすすめの方法は次のとおりです。
- 髪全体を軽く巻き、毛先に動きをつける。
- 頭頂部から後頭部にかけて、根元をふんわり立ち上げる。
- ハチ上の髪を集め、少し低めの位置で緩くまとめる。
- サイドの毛束をねじり、結び目の周辺に重ねて立体感を出す。
- 最後にトップを少量ずつ引き出し、自然な丸みを整える。
ヘアアレンジ情報サイト「頭美人」でも、毛量が少ない人向けのハーフアップとして、全体をゆるく巻いてからまとめる方法や、サイドをロープ編みにして結び目に重ねる方法が紹介されています。
特にロープ編みは、毛束を複雑に編み込まなくても立体感を出しやすい方法です。
注意したいのは、ワックスやオイルをつけすぎないこと。細い髪は重いスタイリング剤で根元がつぶれやすいため、軽い質感のスタイリング剤を少量使うと扱いやすくなります。
髪が短い人はボブ・ショート向けのハーフアップを選ぶ
「髪が短いからハーフアップはできない」と思っている人もいますが、ボブやショートでもアレンジは可能です。
実際にホットペッパービューティーのヘアカタログでは、ショートやショートボブのハーフアップスタイルが多数掲載されており、短い髪に合わせたアレンジも選択肢になっています。
ただし、ロングヘアのように大きくまとめるのではなく、少ない毛束を使ってコンパクトに仕上げるのが基本です。
おすすめは次の3パターンです。
- ショートボブ:ハチ上の髪を小さくまとめ、毛先は外ハネにする。
- ボブ:サイドをねじって後頭部で留め、くるりんぱを加えて立体感を作る。
- 短めショート:耳上の髪を左右から集め、ミニクリップやピンで固定する。
短い髪は、まとめた部分から毛先が飛び出しやすいため、無理に多くの髪を取らないことが重要です。
また、襟足が短い場合は、無理にすべての髪をまとめず、下ろした髪の動きを活かすと自然に仕上がります。
毛量が多い人はまとめる範囲を調整する
毛量が多い人の場合、ハーフアップにすると結んだ部分が大きくなりすぎたり、サイドが膨らんだりすることがあります。
対策としては、まとめる髪の量を必要以上に増やさず、ハチ上を中心に少量ずつ集める方法がおすすめです。
また、毛束を強く引き出しすぎると全体が横に広がるため、後頭部に向かって自然な丸みを作るように整えましょう。
下ろした髪は、毛先に動きをつけると重たい印象が軽減されます。特に外ハネやゆるいウェーブは、ボリュームのある髪にも取り入れやすいアレンジです。
【前髪・サイドバング別】ハーフアップが垢抜ける顔周りの作り方
ハーフアップの印象を大きく左右するのが、前髪と顔周りの毛です。
後ろ姿がきれいに整っていても、正面から見たときに前髪とサイドのバランスが悪いと、どこか違和感のある仕上がりになります。
前髪ありは束感とサイドへのつながりを意識
前髪ありのハーフアップは、可愛らしさや柔らかさを出しやすいスタイルです。
ただし、前髪を厚く下ろし、サイドの髪をすべて後ろにまとめると、前髪だけが独立して見えることがあります。
垢抜けた印象にするには、前髪の端をサイドバングにつなげることがポイントです。
- 前髪の中央は自然な束感を作る。
- こめかみ側は少し長めに残す。
- 前髪の端からサイドにかけて自然な毛流れを作る。
- 額を完全に隠すのではなく、適度な隙間を作る。
特に面長の人は、前髪で額の縦幅を調整しながら、サイドに丸みを作るとバランスが取りやすくなります。
前髪なしは分け目と顔周りの毛が決め手
前髪なしのハーフアップは、大人っぽく上品な印象に仕上げやすいスタイルです。
一方で、額から耳周りまでの髪をすべて後ろに流すと、顔の輪郭が強調されることがあります。
そのため、前髪なしの場合は、分け目とサイドバングの扱いが重要です。
センターパートなら左右の髪を少し残して柔らかく流し、斜め分けなら額の露出を調整します。顔周りに長さがある場合は、頬から顎にかけて緩くカールさせると自然です。
前髪なしが似合わないと感じる人も、いきなりオールバックにする必要はありません。顔周りの髪を残したスタイルから試すと、取り入れやすくなります。
サイドバングは輪郭と後頭部をつなぐ役割がある
サイドバングとは、前髪の両端からこめかみ、頬にかけてつながる髪のことです。
ハーフアップでは、この部分をどの程度残すかによって、顔周りの印象が大きく変わります。
サイドバングが短すぎると毛先が浮いたり、顔の横に不自然な隙間ができたりすることがあります。反対に、長すぎると顔周りが重く見える場合があります。
頬骨や顎の位置に合わせて毛先を調整し、自然に輪郭へ沿う長さを選ぶとよいでしょう。
後れ毛は残す場所と量を絞る
顔周りの毛を残すことは、ハーフアップの似合わせに役立ちますが、量が多すぎると清潔感が損なわれる場合があります。
基本は、こめかみ付近と耳前の毛束を少量残す方法です。
残した髪を軽く巻き、毛先を顔の輪郭に沿わせると、後ろでまとめた髪とのつながりが自然になります。
特にベース型は顎周りに柔らかな曲線を作り、丸顔は縦方向の毛流れを意識すると、顔型に合わせた調整がしやすくなります。
【垢抜けアレンジ5選】低めハーフアップから簡単な応用スタイルまで
ハーフアップを似合わせるためには、基本の形にこだわりすぎないことも大切です。結ぶ高さや毛束の作り方を変えるだけで、同じ髪の長さでも印象を変えられます。
1. 低めハーフアップで落ち着いた印象にする
低めハーフアップは、耳の上から後頭部の中間あたりで髪をまとめるアレンジです。
高い位置でまとめるスタイルよりも落ち着いた雰囲気になりやすく、トップを盛りすぎたくない人にも向いています。
特に面長の人や、大人っぽい印象を目指す人には試しやすい方法です。
結び目にリボンやバレッタを添えると、シンプルなスタイルでも華やかさを出せます。
2. くるりんぱで毛量が少なくても立体感を出す
くるりんぱは、結んだ毛束の中央に穴を作り、毛先を上から通してねじれを作るアレンジです。
通常のハーフアップよりも結び目に立体感が生まれやすく、毛量が少ない人にも取り入れやすい方法です。
仕上げにねじれた部分を少しずつ広げると、華やかな印象になります。
ただし、広げすぎると形が崩れるため、左右のバランスを確認しながら少しずつ調整しましょう。
3. ロープ編みを加えて上品な雰囲気にする
左右のサイドの髪をねじり、後頭部で合わせるロープ編みハーフアップは、シンプルながらもアレンジ感を出しやすい方法です。
毛量が少ない人は、ねじった毛束を少しだけ広げると立体感が生まれます。髪が多い人は、ねじる毛束を細めにするとまとまりやすくなります。
結び目を小さなアクセサリーで隠すと、仕上がりがすっきりします。
4. 編み込みハーフアップで後頭部に動きを出す
編み込みを取り入れると、後頭部に自然な凹凸が生まれます。
特に髪が長い人は、トップから後頭部にかけて編み込みをつなげることで、立体感のある仕上がりを目指せます。
美容室FORTEのヘアカタログでも、トップの編み込みに好みのボリュームをつけ、下ろした髪をランダムに巻くハーフアップが紹介されています。顔周りの毛束を巻くことも、仕上がりを柔らかく見せるポイントです。
編み込みが苦手な場合は、最初から複雑な編み方に挑戦せず、左右の毛束をねじって合わせる方法から始めるとよいでしょう。
5. 外ハネハーフアップで短い髪を活かす
ボブやショートボブなら、下ろした髪を外ハネにして、上半分だけをまとめるスタイルがおすすめです。
短い髪の毛先に動きが出ることで、全体が軽やかに見えます。
結ぶ部分はコンパクトにし、ミニクリップや小さめのバレッタを使うとバランスが取りやすくなります。
【失敗しないコツ】ハーフアップのトップのボリュームと崩れにくい作り方
似合うアレンジを選んでも、時間が経つとトップがつぶれたり、サイドの髪が落ちてきたりすることがあります。
きれいな状態を保つには、結ぶ前の準備から仕上げまで、いくつかのポイントを押さえる必要があります。
トップのボリュームは引き出しすぎない
トップのボリュームを出そうとして、髪を大量に引き出すのは避けたいところです。
引き出す毛束が大きいと、表面がぼこぼこしたり、結び目が緩んだりする原因になります。
きれいに仕上げるには、結び目を片手で押さえながら、もう片方の手で細い毛束を少しずつ引き出します。
頭頂部だけでなく、後頭部の中央にも自然な丸みを作ると、横から見たときのシルエットが整いやすくなります。
崩れにくくする基本の手順
自宅でハーフアップを作る場合は、次の順番で進めると失敗しにくくなります。
- 髪を整える:ブラッシングして絡まりを取り、必要に応じて毛先を軽く巻く。
- スタイリング剤をつける:髪質に合う軽めのワックスやスタイリング剤を少量なじませる。
- まとめる範囲を決める:左右のハチ上を中心に、必要な量だけ髪を取る。
- ゴムで固定する:結び目が動かない程度に固定する。強く引っ張りすぎない。
- トップを整える:細い毛束を少しずつ引き出して立体感を作る。
- サイドを調整する:顔周りの毛を残し、必要に応じて軽く巻く。
- 仕上げる:落ちやすい毛束をピンで固定し、必要な部分にスプレーを使う。
ピンを使う場合は、留めたい毛束をねじり、毛流れに沿わせて固定すると安定しやすくなります。ピンの先端が見えないように、結び目や髪の内側に隠すのもポイントです。
ハーフアップで避けたい5つの失敗
- トップを盛りすぎる:頭頂部だけが高くなり、全体のバランスが崩れる。
- サイドを引っ張りすぎる:こめかみやフェイスラインが強調される。
- 後れ毛を出しすぎる:まとまりがなく、疲れた印象になる場合がある。
- 毛先を巻きすぎる:全体のボリュームが過剰になり、重たい仕上がりになる。
- スタイリング剤をつけすぎる:髪がぺたんとし、トップの立体感が失われやすくなる。
仕上がりは正面・横・後ろの3方向から確認する
ハーフアップを作ったときは、正面だけで完成と判断しないことも重要です。
正面では顔周りと前髪、横からはトップと後頭部の高さ、後ろからは結び目や左右のバランスを確認します。
特に、正面ではきれいに見えても、横から見ると頭頂部が平らになっているケースがあります。
スマートフォンで写真を撮り、普段のダウンスタイルと比較すると、どこを調整すればよいか分かりやすくなります。
【プロの結論】似合うハーフアップは顔型よりシルエットで決まる
ハーフアップの似合わせで最も大切なのは、顔型を一つの基準として固定しないことです。
同じ面長でも、額の広さや頬の位置、頭の形、髪の生え方によって似合うアレンジは異なります。丸顔やベース型も同様で、顔型だけを理由に特定のスタイルを諦める必要はありません。
実際に調整したいのは、次の4つの要素です。
- 縦横のバランス:顔の縦幅と横幅のどちらを強調するか。
- トップの高さ:頭頂部にどの程度の立体感を作るか。
- サイドの毛流れ:頬や顎周りをどのように包むか。
- 結ぶ位置:後頭部のどの高さに重心を置くか。
例えば、面長の人ならトップを控えめにして耳周りに丸みを作る。丸顔なら額やサイドに抜け感を作る。ベース型なら顔周りの曲線を意識する。このように、顔型の特徴を理解したうえで、髪質や好みに合わせて微調整することが大切です。
ハーフアップを似合わせることは、顔の形を隠すことではありません。髪の動きと立体感を使って、全体のシルエットを自分らしく整えることなのです。
【よくある質問】ハーフアップが似合わないことに関するFAQ
Q1:ハーフアップが似合わない顔型はありますか?
A1:特定の顔型だから似合わないという決まりはありません。面長は縦のライン、丸顔は横幅、ベース型はエラ周辺が目立ちやすい場合がありますが、前髪やサイドバング、結ぶ高さを調整すれば、それぞれの顔型に合わせたアレンジができます。
Q2:面長でもハーフアップは似合いますか?
A2:似合います。前髪を下ろすか斜めに流し、耳横に少しボリュームを残すのがおすすめです。トップを高く盛りすぎず、低めから中間程度の位置でまとめると、縦の印象を強調しすぎずに仕上げられます。
Q3:丸顔がハーフアップをすると顔が大きく見えるのはなぜですか?
A3:サイドの髪をすべて後ろにまとめることで、頬の丸みや顔の横幅が目立つ場合があります。前髪を斜めに流したり、顔周りに細い毛束を残したりして、縦方向の毛流れを作るとバランスが整いやすくなります。
Q4:毛量が少ない人でもハーフアップはできますか?
A4:できます。結ぶ前に髪をゆるく巻き、根元に自然な立ち上がりを作るのがポイントです。くるりんぱやロープ編みを取り入れると、少ない毛束でも立体感を出しやすくなります。
Q5:髪が短いボブやショートでもハーフアップにできますか?
A5:できます。ハチ上の髪を少量だけまとめ、サイドをねじってピンで固定する方法がおすすめです。ボブならくるりんぱや外ハネを組み合わせると、短い髪でも華やかに仕上がります。
Q6:前髪ありと前髪なしでは、どちらがハーフアップに似合いますか?
A6:どちらも似合います。前髪ありは柔らかく可愛らしい印象、前髪なしは大人っぽくすっきりした印象になりやすい傾向があります。面長なら前髪やサイドのボリューム、丸顔なら額の見せ方を意識すると選びやすくなります。
Q7:ハーフアップのトップはどのくらい盛ればよいですか?
A7:高く盛る必要はありません。結び目を押さえながら細い毛束を少しずつ引き出し、頭頂部から後頭部にかけて自然な丸みを作る程度で十分です。横から見たときに不自然な段差がないことを目安にしましょう。
まとめ:ハーフアップは顔型・髪質・結ぶ位置を調整すれば似合う
ハーフアップが似合わないと感じる原因は、顔型だけではありません。トップのボリューム不足、結ぶ位置、毛量、髪の長さ、前髪やサイドバングとのバランスなど、複数の要素が関係しています。
面長なら横のボリューム、丸顔なら縦の毛流れ、ベース型なら顔周りの柔らかな曲線を意識すると、似合わせやすくなります。毛量が少ない人は巻きや編み込みで立体感を補い、短い髪の人はコンパクトなハーフアップを選ぶとよいでしょう。
また、低めハーフアップやくるりんぱ、ロープ編みなど、基本の形に少し工夫を加えるだけでも仕上がりは変わります。トップを高く盛りすぎず、顔周りの毛を適量残し、正面・横・後ろからバランスを確認することも忘れないようにしましょう。
「自分にはハーフアップが似合わない」と決めつける必要はありません。まずは結ぶ位置を少し下げる、サイドバングを残す、トップの毛束を整えるといった小さな調整から始めてみてください。
自分の顔型と髪質に合うシルエットを見つければ、ハーフアップは普段使いからお出かけ、フォーマルな場面まで幅広く楽しめるヘアアレンジになります。
主な参考資料: 資生堂「Beauty Journey」、集英社「MAQUIA」、ホットペッパービューティー、FORTE公式ヘアカタログ、頭美人。