【2026年秋場所の十両結果】北の若が11勝4敗で初優勝

目次

2026年9月場所の十両は、千秋楽まで優勝争いがもつれ込む展開となった。

優勝した北の若は、東十両6枚目で15日間を戦い、11勝4敗を記録。輝、嘉陽も同じ11勝4敗だったため、3人による優勝決定戦が実施された。

日本相撲協会の公式優勝記録でも、北の若の十両優勝は初めてのこととして掲載されている。決定戦では輝を突き落とし、嘉陽をはたき込みで破り、優勝を決めた。つまり、単純な勝ち星の比較ではなく、最後の決定戦まで勝ち抜いたことが優勝につながった。

北の若の星取表に見る逆転の展開

大相撲十両結果

北の若の15日間を振り返ると、序盤の好調と中盤の苦戦、そして終盤の巻き返しが印象的だ。

- 初日から7日目まで:7連勝
- 8日目から11日目まで:4連敗
- 12日目から千秋楽まで:4連勝
- 最終成績:11勝4敗
- 優勝決定戦:輝、嘉陽を破って優勝

序盤に築いた貯金を中盤で失いながら、終盤に再び勝ち星を積み上げた。千秋楽の時点で11勝4敗の3人が並んだことも、優勝決定戦を盛り上げた要因だった。

北の若は八角部屋所属。日本相撲協会の力士情報によると、2000年11月12日生まれ、山形県酒田市出身で、2019年3月場所に初土俵を踏んでいる。今回の優勝は、十両での実績を示す大きな節目となった。

秋場所の十両優勝争いを振り返る

大相撲十両結果
力士 秋場所の成績 結果
北の若 11勝4敗 優勝
輝 11勝4敗 優勝決定戦進出
嘉陽 11勝4敗 優勝決定戦進出

特に注目したいのは、輝と嘉陽の健闘だ。

輝は東十両11枚目、嘉陽は西十両12枚目という番付から11勝を挙げた。翌九州場所では、それぞれ東十両3枚目、西十両4枚目へと大きく番付を上げている。

北の若だけでなく、優勝争いを最後まで盛り上げた2人にも、秋場所の結果が翌場所の地位に反映された。

【十両力士の成績一覧】2026年9月場所の星取表と勝敗

大相撲十両結果

秋場所の十両は28人で争われた。最終成績を勝ち星別に整理すると、次のようになる。

2026年9月場所・十両成績一覧

最終成績 力士名
11勝4敗 北の若、輝、嘉陽
10勝5敗 出羽ノ龍、玉鷲、嵐富士
9勝6敗 竜電、生田目、丹治、日翔志
8勝7敗 旭海雄、大青山、阿武剋、風賢央、東白龍
7勝8敗 翠富士、炎鵬、明生、時不動
6勝9敗 一意、白熊、玉正鳳、錦木
5勝10敗 御嶽海、友風、栃大海
4勝11敗 羽出山
3勝12敗 佐田の海

出典:2026年9月場所の十両星取表。各力士の15日間の最終成績を整理。

勝ち越しを決めた力士に注目

十両で勝ち越しとなるのは8勝以上。今回の場所では、北の若を含む15人が勝ち越した。

10勝以上を記録した力士は6人。北の若、輝、嘉陽に加え、出羽ノ龍、玉鷲、嵐富士が2桁に近い、あるいは2桁の勝ち星を残した。

なかでも出羽ノ龍と嵐富士は、九州場所で幕内昇進を果たす。玉鷲も幕内に復帰するため、秋場所の十両上位で活躍した力士が翌場所から上の番付に移る構図となった。

負け越し組の翌場所にも注目

一方、7勝8敗以下の力士には、翌場所の番付を下げる可能性が生じる。

特に佐田の海は3勝12敗、羽出山は4勝11敗と苦しい結果だった。実際に九州場所では、佐田の海が十両11枚目、羽出山が十両14枚目となっている。

御嶽海も5勝10敗で十両9枚目に下がった。過去の実績や知名度だけではなく、直近の15日間の成績が番付に影響することが分かる。

【2026年九州場所の十両番付】11月8日初日の最新一覧

日本相撲協会は2026年10月26日、令和8年十一月場所の新番付を発表した。

九州場所は11月8日(日)に福岡国際センターで初日を迎える。秋場所の結果を受けて十両の顔ぶれも変わり、幕内からの陥落組、新十両、十両上位からの昇進組が入り交じる番付になった。

令和8年十一月場所・十両番付表

以下が10月30日時点で確認できる最新の十両番付だ。

地位 東 西 注目ポイント 十両筆頭 千代翔馬 阿武剋 千代翔馬が幕内から陥落 十両2枚目 風賢央 翔猿 翔猿が幕内から陥落 十両3枚目 輝 正代 正代が11年ぶりに十両 十両4枚目 一意 嘉陽 嘉陽は秋場所11勝4敗 十両5枚目 竜電 若隆景 若隆景の復帰に注目 十両6枚目 湘南乃海 生田目 幕内経験者が並ぶ 十両7枚目 丹治 日翔志 ともに秋場所9勝6敗 十両8枚目 翠富士 東白龍 勝ち越しを狙う実力者 十両9枚目 御嶽海 白熊 巻き返しに期待 十両10枚目 炎鵬 若ノ勝 若ノ勝は幕内から陥落 十両11枚目 友風 佐田の海 再浮上を目指す 十両12枚目 旭富士 玉正鳳 旭富士が新十両 十両13枚目 明生 時不動 中位からの巻き返し 十両14枚目 羽出山 竜鳳 竜鳳が新十両

出典:日本相撲協会の番付発表、スポーツナビの2026年11月場所番付表。

番付で特に注目したい3つのポイント

1.正代が11年ぶりに十両へ

元大関の正代は、西十両3枚目。秋場所では西前頭11枚目で3勝12敗となり、幕内から十両へ降下した。

正代が十両で相撲を取るのは2015年九州場所以来、実に11年ぶりとなる。2016年初場所の新入幕から64場所連続で幕内の地位を守ってきただけに、今回の番付変更は大きな節目だ。

九州場所は熊本県出身の正代にとって地元に近い場所でもある。10月27日の報道では、九州場所への意欲も伝えられた。再入幕を目指す戦いに注目が集まる。

2.若隆景が西十両5枚目に

若隆景は西十両5枚目となった。

名古屋場所前の7月に左太もものコンパートメント症候群で緊急手術を受け、名古屋場所と秋場所を休場。秋場所は東前頭12枚目だったが、全休によって十両まで番付を下げた。

10月27日の報道では、九州場所前の稽古でぶつかり稽古を再開したものの、本人は出場の可否を明言していない。番付に名前があることと、実際に初日から出場することは別であり、今後の状態が焦点になる。

3.新十両の旭富士と竜鳳

九州場所では2人が新十両に昇進した。

- 旭富士:東十両12枚目、伊勢ヶ濱部屋
- 竜鳳:西十両14枚目、音羽山部屋

旭富士は初土俵から所要6場所での十両昇進。付け出しを除けば、過去の記録に並ぶ史上最速タイのスピード昇進となった。

さらに旭富士は、63代横綱のしこ名を受け継いだ力士としても注目される。竜鳳も19歳で新十両となり、これからの成長が期待される存在だ。

【十両昇進・陥落】北の若の幕内復帰と6人の番付変動

九州場所の番付で見逃せないのが、十両と幕内の入れ替わりだ。

十両は幕内のすぐ下に位置し、十両以上の力士は関取と呼ばれる。幕下以下とは待遇面でも大きな違いがあり、十両昇進は力士にとって重要な到達点となる。

今回の番付では、秋場所の成績と休場状況が大きく反映された。

北の若は十両優勝から幕内へ

秋場所の十両優勝者である北の若は、九州場所で西前頭15枚目に昇進した。

これは単に十両優勝のタイトルを獲得しただけではなく、幕内への復帰を実現したことを意味する。

日本相撲協会の番付トピックスによると、北の若の幕内復帰は2025年1月場所以来。約1年10か月ぶりに幕内の土俵へ戻ることになる。

幕内から十両へ降下した6人

今回、幕内から十両へ番付を下げたのは次の6人だ。

- 千代翔馬:東十両筆頭
- 翔猿:西十両2枚目
- 正代:西十両3枚目
- 若隆景:西十両5枚目
- 湘南乃海:東十両6枚目
- 若ノ勝:西十両10枚目

正代は秋場所の3勝12敗、若隆景と若ノ勝は休場が番付に影響した。翔猿や千代翔馬も幕内での成績が振るわず、十両からの再出発となる。

日刊スポーツの10月26日の報道でも、幕内から6人が十両に降下したことが伝えられている。

十両から幕内へ昇進した6人

一方、十両から幕内へ上がったのは次の6人。

力士 九州場所の新番付 秋場所
出羽ノ龍 西前頭14枚目 10勝5敗
玉鷲 東前頭15枚目 10勝5敗
北の若 西前頭15枚目 11勝4敗・十両優勝
嵐富士 東前頭16枚目 10勝5敗
旭海雄 西前頭16枚目 8勝7敗
大青山 東前頭17枚目 8勝7敗

出典:日本相撲協会の十一月場所番付トピックス。

新入幕は出羽ノ龍、嵐富士、旭海雄の3人。玉鷲、北の若、大青山は幕内復帰組だ。

特に玉鷲は41歳11か月での再入幕となり、昭和以降の最年長記録を更新した。十両から幕内へ上がる道は、若手だけに開かれているわけではない。実績あるベテランが再び上位の舞台に戻ることも、大相撲の番付の面白さだ。

【九州場所の見どころ】十両優勝争いを左右する注目力士

2026年11月場所の十両は、幕内経験者と新十両が混在する顔ぶれになった。

秋場所で優勝争いを演じた力士の一部は幕内へ昇進したため、九州場所では新しい十両の優勝候補争いが始まる。

輝と嘉陽は優勝争いの中心になれるか

秋場所で北の若と優勝決定戦を戦った輝と嘉陽は、九州場所でも注目したい力士だ。

輝は十両3枚目、嘉陽は十両4枚目。どちらも十両上位に位置しており、幕内復帰を目指すうえでも重要な場所となる。

秋場所の11勝4敗は、両者が十両上位で十分に戦えることを示した。今場所も勝ち越しを確保できるか、さらに2桁勝利に届くかが見どころになる。

正代の再入幕への挑戦

正代にとって九州場所は、11年ぶりの十両での本場所となる。

元大関という実績を持ちながら、今回は西十両3枚目から再出発する。過去の地位に頼らず、15日間でどれだけ勝ち星を積み上げられるかが問われる。

10月27日の報道では、九州場所への意欲も伝えられている。地元・熊本に近い福岡で、幕内復帰につながる結果を残せるかが大きな焦点だ。

若隆景の復帰時期は慎重に見極めたい

若隆景は、今場所の十両で最も出場状況が注目される力士の一人だ。

2026年夏の緊急手術からリハビリを続け、10月にはぶつかり稽古に参加する段階まで進んだ。ただし、相撲を取る稽古と本場所15日間を戦うことは同じではない。

10月27日時点でも九州場所への出場可否は明らかになっていない。復帰を急ぐのか、状態を優先するのか、今後の発表を確認したい。

新十両・旭富士と竜鳳の初挑戦

旭富士と竜鳳は、九州場所で十両として初めて本場所に臨む。

特に旭富士は、初土俵から6場所という短期間で関取に到達した。十両上位ではなく12枚目からのスタートとなるため、まずは勝ち越しを目標にした戦いが注目される。

竜鳳も14枚目からのスタート。新十両の力士にとって、最初の本場所は関取としての実力を証明する重要な機会となる。

【プロの結論】十両結果は勝ち星・優勝決定戦・翌場所番付の3点で読む

大相撲の十両結果を正確に理解するには、単純な勝敗だけでなく、次の3つを分けて見る必要がある。

第一に、15日間の最終成績。

8勝7敗なら勝ち越し、7勝8敗なら負け越しとなる。勝ち越しは翌場所の番付を上げるための重要な材料だが、何枚上がるかは前場所の地位や他の力士の成績にも左右される。

第二に、優勝決定戦の結果。

2026年秋場所のように、複数の力士が同じ勝ち星で並ぶことがある。北の若、輝、嘉陽は全員11勝4敗だったが、優勝者は決定戦を制した北の若だけだ。

したがって、星取表の成績だけで優勝者を判断してはいけない。

第三に、翌場所の番付。

勝ち越しや優勝は重要だが、十両から幕内への昇進、幕内から十両への降下には、番付の位置や休場なども影響する。

今回の北の若の幕内復帰、正代の十両降下、旭富士の新十両昇進は、それぞれ異なる事情によって生じた変化だ。

十両の結果を追う際は、最終成績だけでなく、翌場所の番付まで確認すると、力士の立場や次の目標がより明確になる。

【大相撲十両結果】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:2026年9月場所の十両優勝力士は誰ですか?

A1:八角部屋の北の若です。11勝4敗で輝、嘉陽と並び、3人による優勝決定戦を制して初めての十両優勝を達成しました。

Q2:2026年九州場所の初日はいつですか?

A2:2026年11月8日(日)です。福岡国際センターで開催されます。日本相撲協会は10月26日に新番付を発表しています。

Q3:正代と若隆景は九州場所で十両何枚目ですか?

A3:正代は西十両3枚目、若隆景は西十両5枚目です。正代は2015年九州場所以来11年ぶりの十両で、若隆景は左脚の手術後の復帰時期が注目されています。

まとめ:2026年九州場所は新たな十両の勢力図に注目

2026年秋場所の十両は、北の若が11勝4敗で輝、嘉陽との優勝決定戦を制し、初優勝を飾った。

そして九州場所では、北の若が幕内へ復帰。輝と嘉陽は十両上位へ進み、正代は11年ぶりに十両の土俵へ戻る。若隆景の復帰状況、新十両の旭富士と竜鳳の活躍も見逃せない。

2026年10月30日時点では、九州場所の十両取組結果はまだ出ていない。 初日の11月8日以降は、日ごとの取組結果、勝敗、星取表、優勝争いの変化を追うことが大切だ。

秋場所の結果だけでなく、十一月場所の番付と力士それぞれの状況を合わせて見ることで、十両から幕内へと続く大相撲の競争をより深く楽しめる。


記事の基準日:2026年10月30日