NHK上方漫才コンテストとは?2026年の結果と歴代王者・出場条件を徹底解説
NHK上方漫才コンテストは、関西のお笑い界で長い歴史を持つ若手芸人の登竜門だ。NHK大阪放送局が主催し、1971年に第1回が開催されて以来、数多くの人気芸人や実力派コンビを輩出してきた。漫才だけでなく、コントや漫談など幅広い演芸ジャンルの才能が競い合うことも、この大会の特徴である。
2026年3月20日に開催された第55回では、コンビ結成10年以内という条件を満たす8組が本選に進出。激戦の末、タキノルイと田上による例えば炎が初優勝を果たし、決勝で敗れた豪快キャプテンが準優勝となった。2025年は大会が開催されなかったため、2024年の第54回から2年ぶりの開催となった。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 2026年の結果:第55回は例えば炎が優勝、豪快キャプテンが準優勝。
- 出場資格:基本的にプロの芸人で、コンビ・グループの結成10年以内が条件。
- 大会の仕組み:予選を勝ち抜いた8組がA・Bブロックに分かれ、各ブロックの勝者が最終決戦で優勝を争う。
- 大会の歴史:1971年にスタート。かまいたち、和牛、フットボールアワー、笑い飯なども歴代の最高賞を獲得している。
- 大会の特徴:若手の発掘だけでなく、漫才・コントなどジャンルを超えた演芸の実力を評価する舞台でもある。
【大会の基本】NHK上方漫才コンテストとはどんな賞レース?

NHK上方漫才コンテストは、NHK大阪放送局が主催する関西の若手芸人向け演芸コンテストだ。初開催は1971年。2026年には第55回を迎えた。
関西のお笑い文化を支えてきた大会の一つであり、若手芸人にとってはテレビを通じて実力を示す貴重な機会となっている。
漫才だけではない、上方演芸の登竜門

大会名には「漫才」と付いているが、出場できる芸のジャンルは漫才だけに限定されない。漫才のほか、コントや漫談なども対象となる。
実際に第55回では、漫才を披露するコンビに加えて、コントを披露したシカノシンプも本選に出場した。つまり、漫才の技術だけを競う大会というより、若手の上方演芸を幅広く評価するコンテストとして理解したほうが実態に近い。
このジャンルの幅広さは、独自の芸風を持つ若手にとって大きな魅力だ。王道のしゃべくり漫才だけでなく、独特の設定やテンポ、キャラクターを生かした表現にも注目が集まる。
NHK大阪放送局が主催する歴史ある大会

1971年の第1回から続く歴史は、関西の演芸界における大会の存在感を示している。
歴代の受賞者には、オール阪神・巨人、トミーズ、ますだおかだ、フットボールアワー、笑い飯、かまいたち、和牛など、後に全国的な知名度を獲得した芸人が並ぶ。
大会の価値は、優勝という肩書だけではない。若手時代にNHKの本選へ進出した経験は、テレビ出演や賞レースでの実績を重ねていくうえでも、一つの大きな節目になる。
【2026年最新結果】第55回は例えば炎が優勝、豪快キャプテンが準優勝
2026年3月20日(金・祝)、NHK大阪放送局で第55回NHK上方漫才コンテストの本選が開催された。
今回の優勝者は、タキノルイと田上によるお笑いコンビ例えば炎。決勝では豪快キャプテンを破り、大会初優勝を飾った。
第55回の優勝・準優勝と本選進出者
今回の本選に進んだのは、ライムギ、豪快キャプテン、もも、シカノシンプ、ジョックロック、侍スライス、例えば炎、タレンチの8組だ。
このうち、ももを除く7組は本選初出場だった。初出場組が多数を占める顔ぶれとなり、次世代の関西お笑い界を担う芸人たちが集結した。
第55回の最終結果
- 優勝:例えば炎(タキノルイ・田上)
- 準優勝:豪快キャプテン(べーやん・山下ギャンブルゴリラ)
- Aブロック勝者:豪快キャプテン
- Bブロック勝者:例えば炎
決勝の舞台で対戦した2組は、ともに本選初出場。先輩コンビとして若手を支えてきた豪快キャプテンと、その背中を追ってきた例えば炎という関係性も、大会を印象深いものにした。
決勝までの審査結果は?
第55回の審査員は7人。Aブロックでは豪快キャプテンとライムギが3対3の同点となり、決選投票が行われた。最終的にハイヒール・リンゴが豪快キャプテンを選び、決勝進出が決まった。
一方、Bブロックでは例えば炎が審査員7人中6票を獲得。強い支持を集めてファイナルへ進んだ。
そして最終決戦では、例えば炎が7人中5票を獲得し、5対2で豪快キャプテンを下した。
決勝では豪快キャプテンが不倫を題材にしたネタを、例えば炎が医者と患者を題材にしたネタを披露した。さらに、例えば炎は予選段階で食べられるメガネを題材にしたネタなども披露しており、独特の発想と間の取り方が印象に残る大会となった。
例えば炎が評価された理由
今回の優勝で注目されたのは、例えば炎の独特な空気感だ。
スポーツ紙などの大会後の報道によると、審査員のハイヒール・リンゴは、同コンビの漫才について、受けても受けなくても成立するような不思議な世界観や、独特の間を評価した。
タキノルイと田上はともに30歳。タキノルイは優勝について、初めての優勝で驚きも大きかったと語っている。
田上にとって豪快キャプテンは、コンビ結成2年目のころからライブに出演してもらっていた憧れの先輩だった。毎月のように共演していた先輩と大舞台で対戦し、その相手を破って優勝したことには、単なる順位以上の意味があった。
また、例えば炎は2025年の今宮子供えびすマンザイ新人コンクールで福笑い大賞を獲得しており、今回の優勝は賞レースでの実績をさらに積み上げる結果となった。
【出場条件と審査方式】結成10年以内の芸人はどうやって本選に進む?
NHK上方漫才コンテストを理解するうえで欠かせないのが、出場資格と予選から本選までの流れだ。
基本的な出場条件は、プロの芸人であること、そしてコンビやグループの結成から10年以内であること。若手の実力を発掘するという大会の趣旨が、出場資格にも反映されている。
出場資格は芸歴10年以内ではなく結成10年以内
検索時に混同されやすいのが、「結成10年以内」と「芸歴10年以内」の違いだ。
大会の基本条件として示されているのは、コンビやグループの結成から10年以内という基準である。個々のメンバーが芸人として活動を始めた時期と、コンビを結成した時期は必ずしも一致しない。
そのため、メンバー個人の芸歴だけを見て出場資格を判断するのは正確ではない。実際の応募時には、その年度に公表される募集要項で結成年や対象区分などを確認する必要がある。
予選から本選までの仕組み
第55回では、一次予選に122組がエントリーした。その後、一次予選を通過した17組が2月20日の最終予選に進み、そこから8組が本選進出を決めた。
2026年大会の選考過程を整理すると、次のようになる。
- 一次予選:122組がエントリー。
- 最終予選:一次予選を通過した17組が出場。
- 本選進出:最終予選を勝ち抜いた8組が決定。
- ブロック戦:8組がA・Bの2ブロックに分かれてネタを披露。
- 最終決戦:各ブロックの勝者2組が対戦し、優勝者を決定。
つまり、予選を突破して本選に進むだけでも、相当数の競争相手を上回らなければならない。
本選のブロック制と審査方法
本選では、8組を4組ずつA・Bの2ブロックに分ける。各ブロックでネタを披露し、審査員の投票によって勝者を決める方式だ。
各ブロックを勝ち抜いた2組は、さらに決勝で対戦する。最後の審査によって優勝者と準優勝者が決定する。
第55回では7人の審査員が参加した。Aブロックのように票が同数になるケースでは決選投票が行われるため、単純な得票数だけではなく、同点時の判断も勝敗を左右する。
この方式の特徴は、8組すべてのネタを一度に比較するのではなく、ブロックごとに勝ち上がりを決め、最後に勝者同士を比較する点にある。最初のネタと決勝のネタという複数の機会を通して、芸人の表現力や対応力を評価する構造になっている。
【歴代優勝者一覧】1971年から2026年までの受賞者と大会の変遷
NHK上方漫才コンテストの歴史を振り返ると、受賞者の顔ぶれだけでなく、賞の名称や審査方式にも変化が見られる。
特に注意したいのは、2010年を境に大会の表彰制度が変わったことだ。現在の「優勝・準優勝」という形式は、第40回から採用された。
1971~1980年:優秀話術賞の時代
第1回から第10回までは、最高賞にあたる賞が「優秀話術賞」と呼ばれていた。現在のようなトーナメント方式ではなく、当時の受賞制度に基づいて最優秀の芸人が選ばれていた。
歴代の最高賞受賞者は次のとおり。
1971年:コメディNo.1/1972年:中田カウス・ボタン/1973年:はな寛太・いま寛大/1974年:B&B(二代目)/1975年:チグハグコンビ。
1976年:オール阪神・巨人/1977年:浮世亭ジョージ・ケンジ/1978年:大木こだま・ひかり/1979年:中田伸江・伸児/1980年:古都からん・ころん。
この時代には、後の上方演芸界を代表する芸人たちが名を連ねている。
1981~2009年:最優秀賞の時代
第11回から第39回までは、最高賞が「最優秀賞」となった。現在のような決勝での一対一の対戦形式ではなく、複数の出場者がネタを披露し、その中から最高賞が選ばれる仕組みだった。
歴代の最優秀賞受賞者は次のとおり。
1981年:太平サブロー・シロー/1982年:ミヤ蝶美・蝶子/1983年:じゃんけんぽん/1984年:トミーズ/1985年:ちゃらんぽらん。
1986年:非常階段/1987年:どんきほ〜て/1988年:オールディーズ/1989年:ミモ・ファルス/1990年:ティーアップ。
1991年:犬丸兄弟/1992年:大阪キッズ/1993年:水玉れっぷう隊/1994年:ますだおかだ/1995年:電車道。
1996年:シンクタンク/1997年:ハリガネロック/1998年:アメリカザリガニ/1999年:スクラッチ/2000年:キングコング。
2001年:ランディーズ/2002年:フットボールアワー/2003年:ビッキーズ/2004年:笑い飯/2005年:レギュラー。
2006年:チョップリン/2007年:プラスマイナス/2008年:とろサーモン/2009年:ギャロップ。
この時代には、後にM-1グランプリなどでも活躍する芸人が次々と受賞した。特に、フットボールアワー、笑い飯、キングコング、ますだおかだなどの名前は、同大会の歴史を語るうえで欠かせない。
2010~2026年:優勝・準優勝を決めるトーナメント方式
2010年の第40回からは、予選を勝ち抜いた芸人によるトーナメント形式へ移行。優勝者と準優勝者が明確に決まる現在の方式になった。
以下は、第40回以降の歴代優勝者と準優勝者の一覧だ。
| 開催年 | 回 | 優勝 | 準優勝 |
|---|---|---|---|
| 2010年 | 第40回 | 銀シャリ | モンスターエンジン |
| 2011年 | 第41回 | スーパーマラドーナ | さらば青春の光 |
| 2012年 | 第42回 | かまいたち | 学天即 |
| 2013年 | 第43回 | ウーマンラッシュアワー | 和牛 |
| 2014年 | 第44回 | 和牛 | タナからイケダ |
| 2015年 | 第45回 | アキナ | インディアンス |
| 2016年 | 第46回 | ミキ | トット |
| 2017年 | 第47回 | ゆりやんレトリィバァ | プリマ旦那 |
| 2018年 | 第48回 | アインシュタイン | インディアンス |
| 2019年 | 第49回 | さや香 | 丸亀じゃんご |
| 2020年 | 第50回 | ネイビーズアフロ | きんめ鯛 |
| 2021年 | 第51回 | ビスケットブラザーズ | ニッポンの社長 |
| 2022年 | 第52回 | 天才ピアニスト | 滝音 |
| 2023年 | 第53回 | スナフキンズ | 爛々 |
| 2024年 | 第54回 | フースーヤ | たくろう |
| 2025年 | 開催なし | 該当なし | 該当なし |
| 2026年 | 第55回 | 例えば炎 | 豪快キャプテン |
2025年は大会が開催されなかったため、2024年の第54回から2026年の第55回へと回数が進んでいる。
なお、2010年以前には現在と同じ意味での準優勝者は存在しない。第11回から第39回までは最優秀賞のほかに優秀賞が2組選ばれる制度であり、第1回から第10回までは優秀努力賞や新人敢闘賞が設けられていた。過去の優秀賞受賞者を、そのまま現在の準優勝者として扱うのは正確ではない。
【大会の特徴と魅力】M-1グランプリとは何が違う?
NHK上方漫才コンテストといえば、M-1グランプリと比較されることも多い。しかし、両者は大会の目的や対象、評価する演芸の範囲に違いがある。
若手の発掘を重視する大会
NHK上方漫才コンテストの大きな特徴は、結成10年以内という若手向けの出場条件だ。
長年にわたって第一線で活躍してきたベテランの完成度を競う大会とは異なり、今後の成長が期待される芸人がテレビの舞台で実力を示す場として機能している。
例えば炎のように、独自の世界観を持つコンビが優勝することもあれば、過去には銀シャリ、かまいたち、和牛、天才ピアニストなど、異なる個性を持つ芸人たちが最高賞を獲得してきた。
漫才以外のジャンルにもチャンスがある
大会名から漫才専門の賞レースだと思われがちだが、実際にはコントなども評価対象となる。
この点は、出場する芸人の表現方法に幅を持たせている。しゃべりの技術だけではなく、設定の面白さ、構成、演技力、観客との距離感など、多角的な魅力が審査の対象になり得る。
第55回でも、漫才を中心に活動するコンビだけでなく、コントを披露した出場者が本選に進出した。ジャンルの違いを楽しめることは、視聴者にとっても大きな見どころだ。
優勝だけでなく本選進出にも価値がある
122組がエントリーした2026年大会で、本選に進めたのはわずか8組だった。単純に出場数と本選進出数を比較すると、約6.6%しか本選へ進めなかった計算になる。
もちろん、一次予選と最終予選の選考を経た数字であり、単純な実力順位を示すものではない。それでも、本選進出そのものが厳しい競争を勝ち抜いた実績であることは明らかだ。
また、テレビでネタを披露する経験は、知名度の向上や今後の出演機会にもつながる。若手芸人にとっては、優勝を逃したとしても次の活動に生かせる重要な舞台となっている。
【プロの結論】歴代受賞者と2026年大会から見える上方漫才コンテストの本質
NHK上方漫才コンテストの歴史を振り返ると、単なる順位争いだけでは説明できない大会の価値が見えてくる。
1971年にスタートした大会は、優秀話術賞、最優秀賞、そして現在の優勝・準優勝という形へと変化してきた。時代ごとに表彰制度や選考方法を変えながら、若手の演芸を評価するという基本的な役割を担い続けている。
優勝者の顔ぶれが示す芸風の多様性
歴代受賞者には、フットボールアワーや笑い飯のように漫才の構成力で評価されてきたコンビもいれば、ゆりやんレトリィバァや天才ピアニストのように、個性的な表現や演技力を武器にする芸人もいる。
2026年の例えば炎も、独特の間や世界観を生かしたネタで頂点に立った。
こうした受賞者の変化から読み取れるのは、特定の漫才スタイルだけが正解ではないということだ。時代ごとに観客の笑いの好みが変わり、芸人の表現方法が多様化する中で、異なる個性を評価できる大会の仕組みが維持されている。
賞レースの結果を読み解く際の注意点
視聴者が結果を見るときに意識したいのは、優勝と準優勝が芸人としての総合的な実力を永久に順位付けするものではないという点だ。
第55回では、Aブロックで同点による決選投票が発生した。7人の審査員による投票という形式では、ネタの順番や当日の客席の反応、審査員それぞれの評価軸なども結果に関係する。
また、ブロック制では対戦する4組の顔ぶれによって競争環境が異なる。優勝者の実力を評価する際には、最終結果だけでなく、ブロック戦と決勝でどのようなネタを披露したかも見ておきたい。
歴代の優勝者を追いかける場合も、2010年以降の優勝・準優勝と、それ以前の最優秀賞・優秀賞を区別することが大切だ。賞の名称が違うからといって、大会の歴史的な価値が変わるわけではない。
今後の注目ポイント
今後注目したいのは、例えば炎が今回の優勝をきっかけに、さらに大きな賞レースや全国的なテレビ番組でどのような活躍を見せるかという点だ。
また、準優勝の豪快キャプテンをはじめ、本選に進出したライムギ、もも、シカノシンプ、ジョックロック、侍スライス、タレンチにも、それぞれ次の舞台での飛躍が期待される。
一つの大会での結果だけではなく、その後の活動や新しいネタの変化を追うことで、上方演芸界の世代交代や芸風の進化も見えてくる。
【よくある質問】NHK上方漫才コンテストに関するFAQ
Q1:2026年のNHK上方漫才コンテストで優勝したのは誰?
A1:2026年3月20日に開催された第55回の優勝者は、タキノルイと田上による「例えば炎」。決勝で豪快キャプテンを7人中5票、5対2で破った。豪快キャプテンが準優勝となった。
Q2:NHK上方漫才コンテストの出場資格は?
A2:基本的にはプロの芸人で、コンビやグループの結成から10年以内であることが条件。個人の芸歴とコンビの結成年は異なるため、実際の応募時には年度ごとの募集要項を確認する必要がある。
Q3:予選から本選までは何組が進出する?
A3:2026年大会では122組が一次予選にエントリーし、17組が最終予選へ進出。その中から8組が本選進出を決めた。8組はA・Bの2ブロックに分かれ、それぞれの勝者が決勝で優勝を争った。
Q4:漫才以外にコントでも出場できる?
A4:できる。大会名には漫才とあるが、漫才だけでなくコントや漫談なども対象となる。2026年大会でもコントを披露したシカノシンプが本選に進出している。
Q5:歴代の有名な優勝者は誰?
A5:オール阪神・巨人、トミーズ、ますだおかだ、フットボールアワー、笑い飯、キングコング、かまいたち、和牛、銀シャリ、天才ピアニスト、フースーヤなど。現在も第一線で活躍する芸人が数多く名を連ねている。
Q6:歴代準優勝者はいつから記録されている?
A6:現在のように優勝者と準優勝者を決める方式になったのは2010年の第40回から。それ以前は最優秀賞や優秀話術賞などの制度があり、準優勝という順位とは区別される。
Q7:2025年にNHK上方漫才コンテストは開催された?
A7:2025年は大会が開催されていない。2024年の第54回の次が、2026年3月20日に開催された第55回となっている。
まとめ:NHK上方漫才コンテストは次世代のスターを生み出す歴史ある賞レース
NHK上方漫才コンテストは、1971年に始まった関西のお笑い界を代表する若手向け演芸コンテストだ。結成10年以内という基本条件のもと、漫才やコントなど幅広いジャンルの芸人が競い合い、これまでに数多くの人気芸人を輩出してきた。
2026年の第55回では、122組のエントリーから本選に進んだ8組が激突し、例えば炎が優勝、豪快キャプテンが準優勝という結果になった。特に、憧れの先輩との決勝を制した例えば炎の初優勝は、大会の新しい歴史を刻む出来事となった。
歴代受賞者を振り返れば、かまいたち、和牛、笑い飯、フットボールアワーなど、後に全国区となった芸人たちが若手時代に評価を受けてきたことが分かる。
この大会を楽しむなら、優勝者だけでなく、予選を勝ち抜いた本選進出者の個性や、ブロック戦でのネタの違いにも注目したい。上方演芸の伝統を受け継ぎながら、新しい笑いを生み出す若手芸人たちの活躍こそ、NHK上方漫才コンテストが長年支持されてきた理由の一つだ。
2026年の王者となった例えば炎、そして準優勝の豪快キャプテンが今後どのような舞台で活躍するのか。次回大会の新たなファイナリストとともに、上方演芸界の次世代を担う芸人たちの動向にも注目したい。
主な事実確認資料: 第55回の結果・審査内容・出演者については、お笑いナタリー、スポニチ、Lmaga.jp、FANY Magazineの2026年3月の報道を参照。歴代受賞者・準優勝者については歴代受賞記録、2026年の開催実績については吉本興業の公式ヒストリーも参照。