【2026年最新】2023年ドラフト指名選手のその後と現在の成績
2023年のドラフトから約3年が経過した2026年。指名当時に高い評価を受けた選手が、そのまま期待どおりに活躍しているとは限りません。
一方、1位以外の選手や育成指名から一軍で実績を積んだ選手もいます。
ここでは、2026年までの一軍通算成績を中心に、2023年ドラフト組の現在を確認します。以下の数字は2026年までの累計であり、2026年単年の成績ではありません。
1位指名選手の2026年までの通算成績

| 選手 | 球団 | 登板・出場 | 主な通算成績 |
|---|---|---|---|
| 武内夏暉 | 西武 | 56登板 | 25勝19敗、防御率3.17 |
| 度会隆輝 | DeNA | 295試合 | 打率.260、18本塁打、100打点 |
| 西舘勇陽 | 巨人 | 57登板 | 5勝10敗、21ホールド、防御率3.64 |
| 常廣羽也斗 | 広島 | 16登板 | 3勝4敗、防御率6.00 |
| 下村海翔 | 阪神 | 9登板 | 1勝2敗、防御率4.86 |
2026年までの一軍通算成績。球団・選手の成績集計資料に基づく。
この数字から見えるのは、同じ1位指名でもプロ入り後の歩みに違いがあることです。
武内は先発投手として25勝を記録し、度会は野手として295試合に出場。西舘勇陽も救援を含む57登板を経験しています。
一方、常廣や下村は一軍での登板数が限られており、今後の登板機会やコンディションが注目されます。
1位以外にも存在感を示す選手がいる

ドラフトの成果を1位指名だけで判断するのは早計です。
2023年の指名組では、2位以下にも一軍で出場を重ねた選手がいます。
泉口友汰(巨人・4位)
NTT西日本から指名された内野手です。2026年までの通算成績は328試合、打率.272、307安打、15本塁打、97打点。4位指名ながら、出場機会を積み重ねています。
古田島成龍(オリックス・6位)
日本通運から指名された投手です。2026年までに80登板、73イニング、33ホールド、防御率2.34を記録。中継ぎとして実績を残しています。
高太一(広島・2位)
大阪商業大学出身の左腕です。通算65登板、99回1/3、6勝4敗、25ホールド、防御率2.17。救援を中心に一軍で経験を積んでいます。
前田悠伍(ソフトバンク・1位)
大阪桐蔭高校出身の左腕です。2026年までの通算成績は23登板、126回、13勝2敗、防御率2.64。外れ1位での獲得でしたが、プロ入り後に着実に実績を積み上げています。
古謝樹(楽天・1位)
桐蔭横浜大学出身の左腕です。通算54登板、309回2/3、15勝26敗、防御率3.66。登板機会を得ながら経験を重ねています。
寺地隆成(ロッテ・5位)
明徳義塾高校から指名された捕手です。通算223試合、打率.241、10本塁打、63打点を記録。高校生の下位指名選手が一軍で出場を重ねた例です。
中島大輔(楽天・6位)
青山学院大学から指名された外野手です。通算286試合、打率.265、265安打、12本塁打、68打点。6位指名から一軍で出場を重ねています。
2023年ドラフト組はどれだけ一軍に到達した?

プロ野球データバンクの2026年時点の集計では、2023年の指名選手122人のうち、一軍出場に到達した選手は75人です。
さらに、同サイトが通算300打席または100投球回以上を基準として集計した「定着」選手は17人となっています。
これはNPBが定めた公式な評価基準ではなく、プロ入り後の実績を比較するための一つの目安です。
注目したいのは、1位指名だけでなく、2位以下からも出場を重ねる選手が出ていることです。泉口、古田島、高太一、寺地、中島などは、その代表例として挙げられます。
【プロの結論】2023年ドラフトの本当の評価は指名順位だけでは決まらない
2023年ドラフトを2026年の視点から振り返ると、見えてくるのは指名順位とプロでの実績が必ずしも一致しないという事実です。
ドラフトを評価するときには、次の3つの視点が欠かせません。
1. 1位指名は期待値であり、将来の成績を保証するものではない
競合した選手は、複数球団が高い評価を与えた選手です。
しかし、抽選で交渉権を獲得したことと、プロで成功することは別問題です。
武内のように先発として実績を積む選手もいれば、常廣や下村のように一軍での実績をさらに積み上げる必要がある選手もいます。
評価には、登板数や打席数だけでなく、故障歴、役割、チーム事情、成長の推移を含める必要があります。
2. 育成指名は将来性を見込んだ獲得戦略
育成50人という数字は、2023年ドラフトの大きな特徴です。
育成指名は支配下指名とは契約上の区分が異なります。育成選手は、二軍や三軍などで経験を積み、支配下登録を目指すことになります。
そのため、育成順位だけで選手の能力や将来性を判断することはできません。
ソフトバンクの育成8人、巨人の7人、西武の6人という数字からも、各球団が若手選手の確保と育成に力を入れていたことがわかります。
3. 球団のドラフト戦略はチーム事情と合わせて見る
指名人数が多いからといって、必ずしも成功したドラフトとは限りません。
例えば、ソフトバンクは15人、西武は13人を指名しました。一方、楽天は8人全員を支配下で獲得し、育成指名はありませんでした。
この違いは、球団ごとの選手層、補強ポイント、育成環境、将来の編成計画によって生まれます。
ドラフトの成否を判断するなら、次の基準で見るのがおすすめです。
- 即戦力性: 入団後、どの程度早く一軍の戦力になったか。
- 成長性: 入団当初から技術や役割がどのように変化したか。
- チーム貢献度: 勝利や得点、守備、救援などでどの程度貢献したか。
- 選手層への影響: 既存選手との競争を通じて、チーム全体の戦力が向上したか。
2023年のドラフトは、1位競合の抽選という華やかな場面だけでなく、下位指名や育成指名からも選手が成長することを示す事例になっています。
【ドラフト会議2023の結果】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2023年のプロ野球ドラフト会議では何人が指名されましたか?
A1:合計122人です。支配下選手が72人、育成選手が50人でした。2023年10月26日に開催され、12球団が指名に参加しました。
Q2:2023年ドラフトで1位指名が競合した選手は誰ですか?
A2:最初の入札では、度会隆輝と武内夏暉が3球団競合、常廣羽也斗と西舘勇陽が2球団競合でした。DeNAが度会、西武が武内、広島が常廣、巨人が西舘の交渉権を獲得しました。
Q3:2023年の育成ドラフトで最も多く指名した球団はどこですか?
A3:福岡ソフトバンクホークスです。育成選手を8人指名しました。続いて巨人が7人、西武が6人を指名しています。楽天は育成指名を行いませんでした。
Q4:2023年ドラフト1位で指名された選手のうち、2026年までに実績を残しているのは誰ですか?
A4:投手では西武の武内夏暉が通算25勝、野手ではDeNAの度会隆輝が通算295試合、打率.260を記録しています。また、巨人の西舘勇陽も57登板、21ホールドを記録しています。いずれも2026年までの一軍通算成績です。
まとめ:2023年ドラフトの結果から見える12球団の補強戦略と2026年の現在
2023年10月26日のプロ野球ドラフト会議では、支配下72人、育成50人の合計122人が指名されました。
この年の大きな見どころは、武内夏暉、度会隆輝、常廣羽也斗、西舘勇陽らの1位競合と抽選です。西武、DeNA、広島、巨人がそれぞれ交渉権を獲得し、外れ1位でも前田悠伍、草加勝、細野晴希をめぐる抽選が行われました。
12球団の指名結果を比較すると、ソフトバンクの15人、西武の13人、巨人とオリックスの各12人など、球団によって補強人数にも大きな違いがあります。
2026年までの成績を見ると、1位の武内や度会だけでなく、巨人の泉口友汰、オリックスの古田島成龍、広島の高太一など、2位以下の選手も一軍で実績を積んでいます。
ドラフト会議の本当の価値は、指名された瞬間の順位ではなく、その選手が入団後にどれだけ成長し、チームの勝利に貢献できたかにあります。
2023年ドラフト組は、まだプロとしてのキャリアを重ねている途中です。2026年以降も、1位指名選手のさらなる飛躍だけでなく、育成選手や下位指名選手がどこまで成長するのかが、各球団のドラフト戦略を評価する重要なポイントになります。