シリア対日本はなぜ2戦連続5-0?歴代対戦成績と2026年の再戦可能性を徹底解説
サッカー日本代表とシリア代表の対戦は、直近2試合で日本がいずれも5-0の完勝を収めている。2023年11月21日のFIFAワールドカップ26アジア2次予選では、久保建英と上田綺世らがゴールを重ね、2024年6月11日の再戦でも上田綺世、堂安律、相馬勇紀、南野拓実らの活躍によって再び5得点を記録した。
しかし、シリア対日本の歴代対戦成績を調べると、今回の2試合だけでは見えてこない長い歴史がある。日本は過去の対戦でも安定して優位に立ち、2016年にも5-0で勝利している。2026年10月現在、シリア代表のFIFAランキングやAFCアジアカップサウジアラビア2027の組み合わせにも新しい動きが出ており、両国の今後の対戦可能性にも関心が集まる。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 直近の試合結果:2023年11月21日、2024年6月11日の2試合はいずれも日本が5-0で勝利。
- 歴代対戦成績:通算13試合で日本の11勝2分け0敗。シリアは日本に一度も勝利していない。
- 2023年の得点者:久保建英、上田綺世(2得点)、菅原由勢、細谷真大。
- 2024年の得点者:上田綺世、堂安律、オウンゴール、相馬勇紀、南野拓実。
- 2026年の最新状況:シリアのFIFAランキングは10月7日公表分で86位。2027年アジアカップでは日本と異なるグループに入っている。
- 次回対戦:2026年10月30日時点で日本対シリアの次回試合は発表されていない。
【試合結果】シリア対日本は直近2試合とも5-0!2023年と2024年の詳細
シリア対日本の直近2試合は、いずれもFIFAワールドカップ26アジア2次予選で実現した。2023年11月はシリア側の扱いとなるアウェーゲーム、2024年6月は日本のホームゲームだった。
注目したいのは、両試合で日本が5得点を挙げただけでなく、シリアに1点も許さなかったことだ。2試合を通じて攻撃力と守備の安定性を示した結果となった。
2023年11月21日:シリア 0-5 日本

2023年11月21日、日本代表はサウジアラビアのジッダにあるプリンス・アブドゥッラー・アル・ファイサル・スタジアムでシリア代表と対戦した。
この試合はFIFAワールドカップ26アジア2次予選のグループB第2節にあたる。日本は5日前のミャンマー戦から先発メンバーを9人変更しながらも、攻撃の質を落とさずに試合を進めた。
前半32分、伊東純也のパスを受けた久保建英がミドルシュートを決めて先制。37分には伊東の折り返しから上田綺世が追加点を挙げた。さらに40分、再び伊東と上田の連係から3点目が生まれた。
後半開始直後の47分には、菅原由勢がフリーキックから得点。82分には途中出場の細谷真大が代表初ゴールを決め、最終スコアは5-0となった。
2023年11月21日の得点記録
- 32分:久保建英
- 37分:上田綺世
- 40分:上田綺世
- 47分:菅原由勢
- 82分:細谷真大
この試合で特に目立ったのは、伊東純也と上田綺世の連係だった。伊東が右サイドから供給するボールに上田が合わせる形が機能し、前半だけで2人の連係から2得点が生まれている。
また、菅原と細谷がそれぞれ日本代表での初ゴールを記録したことも、この試合の大きなトピックだった。
日本はこの勝利でアジア2次予選を2連勝とし、グループ首位を維持した。試合の得点経過、出場選手、スタッツはJFA公式記録およびJリーグ公式試合データで確認できる。
2024年6月11日:日本 5-0 シリア

約7か月後の2024年6月11日、日本とシリアは広島のエディオンピースウイング広島で再び対戦した。
この試合はFIFAワールドカップ26アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選のグループB最終節だった。
日本はすでにミャンマー戦の勝利によってグループ1位での突破を決めていたが、シリア戦でも攻撃の手を緩めなかった。
13分、中村敬斗の左サイドからのクロスに上田綺世が頭で合わせて先制。19分には堂安律が左足で追加点を奪った。22分には相手のオウンゴールによって3-0とし、前半だけで試合の主導権を握った。
後半は途中出場の選手を含めて攻撃の形を変えながら追加点を狙った。73分には相馬勇紀が自ら獲得したPKを決め、85分には南野拓実が右足のシュートで5点目を記録した。
2024年6月11日の得点記録
- 13分:上田綺世
- 19分:堂安律
- 22分:オウンゴール
- 73分:相馬勇紀(PK)
- 85分:南野拓実
この試合では、上田のヘディング、堂安の左足、相馬のPK、南野の個人技と、得点パターンが多彩だった。2023年11月の試合と比べても、特定の選手や攻撃経路だけに依存しない日本の攻撃力が表れている。
なお、5得点のうち1点はオウンゴールであり、上田、堂安、相馬、南野の4選手がそれぞれ1得点を記録したという整理が正確だ。
JFA公式試合結果では、日本はこの試合を5-0で制し、アジア2次予選を6戦全勝、24得点、無失点で終えたと報告されている。
【歴代対戦記録】シリア対日本の通算成績は日本の11勝2分け0敗
日本代表とシリア代表の対戦は、2023年と2024年だけではない。1978年のマレーシア・ムルデカ大会までさかのぼる歴史がある。
2024年6月の試合を終えた時点で、両国の通算対戦は13試合。日本が11勝、引き分けが2試合、シリアの勝利は0試合となっている。
以下は歴代の対戦結果を時系列で整理したものだ。
| 開催日 | 大会・試合区分 | 日本から見たスコア | 結果 |
|---|---|---|---|
| 1978年7月17日 | ムルデカ大会 | 3-2 | 日本勝利 |
| 1983年2月12日 | 国際親善試合 | 2-2 | 引き分け |
| 1983年6月7日 | キリンカップ | 1-0 | 日本勝利 |
| 1986年7月25日 | ムルデカ大会 | 2-1 | 日本勝利 |
| 1996年12月6日 | AFCアジアカップ | 2-1 | 日本勝利 |
| 2005年2月2日 | 国際親善試合 | 3-0 | 日本勝利 |
| 2008年11月13日 | 国際親善試合 | 3-1 | 日本勝利 |
| 2011年1月13日 | AFCアジアカップ | 2-1 | 日本勝利 |
| 2015年10月8日 | FIFAワールドカップ予選 | 3-0 | 日本勝利 |
| 2016年3月29日 | FIFAワールドカップ予選 | 5-0 | 日本勝利 |
| 2017年6月7日 | 国際親善試合 | 1-1 | 引き分け |
| 2023年11月21日 | FIFAワールドカップ26アジア2次予選 | 5-0 | 日本勝利 |
| 2024年6月11日 | FIFAワールドカップ26アジア2次予選 | 5-0 | 日本勝利 |
通算成績:日本11勝2分け0敗(13試合)
この記録から分かる興味深い事実は、2023年と2024年の連続5-0が、両国の対戦史で初めての5-0ではないことだ。日本は2016年3月29日のワールドカップ予選でもシリアに5-0で勝利している。
つまり、日本はシリア相手に3度の5-0を記録している。直近2試合の大勝は偶然の一度きりの出来事ではなく、過去の対戦でも見られた実績と結びついている。
なお、2017年6月7日の親善試合では1-1で引き分けており、日本が常に大量得点で勝利してきたわけではない。歴代記録全体を見ることで、勝敗と得点差を分けて理解できる。
歴代の対戦一覧と勝敗集計は、国際試合の記録を扱う11v11のデータベースおよびJFAの過去の対戦資料と照合できる。
【戦術分析】日本が2試合連続で5得点を奪えた3つの理由
2試合連続5-0という結果を理解するには、単純な個人能力の差だけでなく、攻撃の組み立て方と試合中の修正にも注目する必要がある。
1.サイド攻撃から中央の得点機会を作った
2023年11月の試合では、右サイドを起点とした伊東純也の突破やパスが効果を発揮した。上田綺世の2得点はいずれも伊東との連係から生まれており、サイドで相手の守備を動かし、中央のスペースを利用する攻撃が機能していた。
2024年6月の試合でも、中村敬斗のクロスから上田がヘディングで先制している。日本はサイドの選手がボールを持つだけでなく、中央の選手が適切なタイミングでゴール前に入ることで、得点につなげていた。
2.複数の選手が得点に関与した
2023年の試合では上田が2得点を挙げた一方、久保、菅原、細谷もゴールを記録した。
2024年の試合では上田、堂安、相馬、南野が得点に関与している。オウンゴールを含む5得点という結果からも、異なるポジションの選手が攻撃を仕上げる役割を担っていたことが分かる。
相手から見れば、特定のストライカーだけを警戒しても攻撃を止められない。日本の攻撃陣が複数の得点経路を持っていたことは、大量得点につながった要因の一つだ。
3.試合中にシステムを変更できる柔軟性
2024年6月の試合では、日本は3バックを基本とする3-4-2-1の布陣でスタートした。
最前線に上田を配置し、その後方に久保と南野を置く形で、堂安と中村が両ウイングバックとして幅を作った。両サイドから攻撃を展開できる構造だった。
後半には伊藤洋輝の投入に合わせて4-1-2-3へ変更。その後、相馬勇紀と鎌田大地を投入したタイミングでは4-2-3-1へと再調整した。
こうした変更は、相手の守備状況に合わせて攻撃の形を変える狙いがある。実際に相馬のPKは、鎌田からのスルーパスを起点に生まれている。
また、85分の南野のゴールは、相手陣内で伊藤洋輝がボールを奪ったことから始まった。守備から攻撃への切り替えが得点に結びついた場面だ。
JFAの公式マッチレポートでも、2024年の試合についてウイングバックの機能や後半のシステム変更が詳しく記録されている。
【大会の位置づけ】FIFAワールドカップ26予選とAFCアジアカップ2027の関係
シリア対日本の2試合は、単なる国際親善試合ではなかった。いずれもFIFAワールドカップ26アジア2次予選のグループBで行われた公式戦であり、同時にAFCアジアカップサウジアラビア2027の予選も兼ねていた。
日本は6戦全勝・24得点・無失点で突破
日本は2024年6月のシリア戦を終えた時点で、アジア2次予選の全6試合に勝利していた。
最終成績は24得点、無失点。1試合平均4得点という攻撃力を示しながら、守備でも相手にゴールを許さなかった。
この無失点記録を達成したのは、日本とオーストラリアの2チームだった。日本はグループBを首位で通過し、ワールドカップ最終予選へ進出した。
シリアはワールドカップ予選で3位、しかしアジアカップ出場権を獲得
一方、シリアはグループBで2勝1分け3敗、勝ち点7の3位に終わった。北朝鮮がミャンマーに勝利した結果、シリアはワールドカップ26のアジア最終予選に進むことができなかった。
ここで注意したいのは、ワールドカップ予選での敗退と、AFCアジアカップ2027への出場権は別の問題だという点である。
シリアはその後、AFCアジアカップサウジアラビア2027の予選最終ラウンド、グループEで好成績を残した。2026年3月31日のアフガニスタン戦を5-1で制し、6試合全勝、勝ち点18でグループ首位を確定。アジアカップ本大会への出場権を獲得している。
つまり、2024年の日本戦で大敗したシリアも、その後の別大会では結果を残し、2027年のアジアカップに出場することになった。
2027年アジアカップのグループ分け
2026年5月10日に行われた組み合わせ抽選で、日本とシリアは異なるグループに振り分けられた。
- 日本:グループF(カタール、タイ、インドネシア)
- シリア:グループC(イラン、キルギス、中国)
大会は2027年1月7日から2月5日までサウジアラビアで開催される。2026年10月26日にはAFCから最終的な試合日程と会場も発表された。
両国はグループリーグで直接対戦しないが、決勝トーナメントで勝ち進めば対戦する可能性は残されている。
この点は、2024年の5-0という結果だけを見て両国の現在の実力差を判断するのではなく、その後の代表チームの成長も考慮すべき理由になる。
【2026年最新情報】シリア代表のFIFAランキングと日本代表の日程
2026年10月30日時点で、シリア代表を取り巻く状況は2024年当時から変化している。FIFAランキングでは順位を維持・向上させるための国際試合を重ね、2027年アジアカップへの出場も決まった。
シリア代表のFIFAランキングは86位
2026年10月7日公表のFIFA男子世界ランキングでは、シリア代表は86位、1,279.94ポイントとなっている。
これはアジアの46協会のうち12番目に位置する順位で、シリアはアジアの中堅から上位を目指す代表チームとして評価されている。
なお、FIFAランキングは国際Aマッチの結果などをもとに算出されるため、過去に日本に5-0で敗れたという事実だけで現在の順位や実力を判断することはできない。
2026年の順位を確認する際は、ランキングの公表日も重要だ。7月20日付の順位と10月7日付の順位を混同しないようにしたい。
日本代表の2026年試合日程と直近の結果
日本代表は2026年、FIFAワールドカップを含む複数の国際大会と親善試合を戦ってきた。
JFAが公表している年間スケジュールによると、9月から10月にかけての主な結果は次のとおりだ。
- 9月24日:ウルグアイ戦 3-1で勝利
- 9月28日:ベネズエラ戦 2-1で勝利
- 10月1日:エクアドル戦 0-0、PK戦5-4で勝利
- 10月5日:ニュージーランド戦 2-1で勝利
10月5日のニュージーランド戦では、上田綺世と堂安律がゴールを記録。日本はキリンカップサッカー2026で優勝した。
2026年11月にはシンガポールで国際試合が予定されている。
- 11月14日:ブラジル代表戦
- 11月17日:パラグアイ代表戦
さらに12月30日には大阪のパナソニックスタジアム吹田でキリンチャレンジカップが予定されているが、対戦相手は未定となっている。
これらのJFA公式日程にシリア代表との対戦は含まれていない。
次回のシリア対日本はいつ?
2026年10月30日現在、日本代表とシリア代表の次回対戦について、具体的な開催日や会場は発表されていない。
2027年アジアカップでは日本がグループF、シリアがグループCに入っているため、グループリーグでの直接対戦はない。
ただし、両チームがそれぞれのグループを突破し、決勝トーナメントで同じ対戦経路に進めば、再び顔を合わせる可能性はある。
そのため、現時点での正確な見通しは「次回対戦は未定。2027年アジアカップの決勝トーナメントが再戦の可能性を持つ大会の一つ」という整理になる。
日本の2026年代表日程と2027年アジアカップの試合日程は、JFAおよびAFCの公式発表を基準に確認することが重要だ。
【よくある質問】シリア対日本に関するFAQ
Q1:シリア対日本の直近の試合結果は?
A1:直近の2試合はいずれも日本が5-0で勝利している。2023年11月21日はジッダで、2024年6月11日は広島で開催された。
Q2:2023年11月21日のシリア戦の得点者は誰?
A2:久保建英、上田綺世(2得点)、菅原由勢、細谷真大の5人。伊東純也は上田の2得点をアシストするなど、攻撃面で大きく貢献した。
Q3:2024年6月11日のシリア戦で得点した選手は?
A3:上田綺世、堂安律、相馬勇紀、南野拓実がそれぞれ1得点を記録した。残る1点はオウンゴールだった。
Q4:シリア対日本の歴代対戦成績は?
A4:通算13試合で日本が11勝2分け0敗。シリアは日本に勝利したことがない。日本は2016年にも5-0で勝利している。
Q5:シリア代表の2026年FIFAランキングは何位?
A5:2026年10月7日公表分では86位、1,279.94ポイント。アジア内では12番目の順位となっている。
Q6:シリア代表は2027年アジアカップに出場する?
A6:出場する。予選最終ラウンドのグループEを6戦全勝、勝ち点18で首位通過した。2027年本大会ではグループCに入っている。
Q7:日本とシリアの次回対戦はいつ?
A7:2026年10月30日時点で次回対戦は発表されていない。2027年アジアカップでは別グループのため、対戦する場合は決勝トーナメントでの再会が候補となる。
まとめ:シリア対日本の5-0を正しく理解し、2027年の再戦に注目
シリア対日本の直近2試合は、2023年11月21日と2024年6月11日のいずれも5-0で日本が勝利した。久保建英、上田綺世、菅原由勢、細谷真大らが活躍した2023年の試合と、堂安律、相馬勇紀、南野拓実らも得点に絡んだ2024年の試合は、日本代表の攻撃力を示す重要な記録となっている。
歴代対戦成績は日本の11勝2分け0敗。2016年にも5-0で勝利しており、直近の2連勝は長年にわたる日本の優位性を裏付ける結果でもある。
一方、シリアも2027年アジアカップの出場権を獲得し、2026年10月時点のFIFAランキングは86位となっている。2024年の対戦結果だけで現在のチーム力を評価するのは適切ではない。
2027年1月に開幕するAFCアジアカップサウジアラビア2027では、日本がグループF、シリアがグループCに入った。両国が決勝トーナメントへ進出すれば、再戦の可能性もある。
【プロの結論】シリア対日本を分析する際に押さえたいのは、スコア、対戦成績、大会の位置づけを分けて考えることだ。5-0という結果は日本の高い攻撃力を示す一方、シリアはその後のアジアカップ予選で6戦全勝を達成している。過去の勝敗だけでなく、最新のFIFAランキングや大会成績、実際の試合内容を組み合わせて評価することが、両代表の現在地を正しく理解する判断基準となる。
次回の日本対シリアが実現するなら、2024年の再現となるのか、それともシリアが過去の対戦記録を塗り替えるのか。2027年アジアカップでの両チームの戦いが、今後の注目ポイントとなる。
編集上の重要な確認事項: 本文の基礎資料はJFA公式試合記録、AFC公式大会情報、FIFAランキングおよび対戦記録データです。特に2024年6月の5得点目の内訳(オウンゴールを含む)と、シリアのワールドカップ予選敗退後のアジアカップ出場権獲得は、誤解されやすいため区別しています。