【巨人2軍の投手成績】防御率ランキングと先発・救援の注目株
2026年の巨人ファームは、打線だけでなく投手陣も安定した数字を残した。
チーム防御率は2.74。中地区ではDeNAの2.57に次ぐ水準で、124試合を通じて396失点に抑えている。
NPBのチーム投手成績では、1091回1/3を投げ、931奪三振、26セーブを記録した。特に注目したいのは、先発として長いイニングを担った投手と、救援で防御率を抑えた投手の両方がいたことだ。
又木鉄平:投球回と勝利数で存在感
- 登板:18試合
- 勝利:9勝
- 敗北:4敗
- 投球回:103回2/3
- 奪三振:86
- 防御率:1.82
又木はファームで最も注目したい投手の一人だ。
103回2/3という投球回数は、単に短いイニングを抑えるだけではなく、先発として試合を組み立てる能力を示す数字でもある。
9勝を挙げ、防御率1.82。先発ローテーション候補として評価する際には、投球回、四球、奪三振、被本塁打などを合わせて確認したい。
石川達也:防御率1点台の安定感

- 登板:22試合
- 勝利:5勝
- 敗北:0敗
- 投球回:50回
- 奪三振:48
- 防御率:1.44
石川は50イニングを投げて防御率1.44。5勝0敗という成績も残した。
登板数と投球回のバランスを見ると、ファームの投手陣を支えた存在として評価できる。
その他の注目投手
2026年の個人成績では、次の投手も目立った。
- 森田駿哉:10試合、5勝1敗、防御率1.51、47回2/3。
- 北浦竜次:28試合、4勝1敗、防御率1.41、32投球回。
- 西舘勇陽:6試合、2勝0敗、防御率0.39、23投球回。
- 花田侑樹:10試合、3勝4敗、防御率1.99、49回2/3。
防御率だけを比較すると西舘や北浦も優秀だが、登板数や投球回には違いがある。特に西舘の防御率0.39は23イニングの成績であり、100イニング以上を投げた又木と同じ基準で評価するべきではない。
一軍での起用を考える場合、球速や球種に加え、長いイニングを投げられるか、連投に対応できるか、ピンチで制球を維持できるかが重要になる。
【巨人2軍の試合日程・結果】本拠地と観戦方法を解説
2026年10月30日現在、巨人2軍のレギュラーシーズンは全日程を終了している。
そのため、現在確認できる主な試合情報は、2026年の公式戦結果とファーム日本選手権の記録になる。
2026年の主な試合日程・結果
NPBが公開している2026年度ファーム公式戦の日程は、3月から10月までの月別カレンダーで確認できる。
シーズン終盤には、通常の地区公式戦に加えて、ファーム日本選手権が組まれた。
| 日付 | 対戦 | 結果 |
|---|---|---|
| 10月3日 | 巨人対DeNA | 3-1で巨人勝利 |
| 10月4日 | 巨人対日本ハム | 2-5で巨人敗戦 |
両試合とも静岡のしずてつスタジアム草薙で開催された。
10月3日のDeNA戦では石川達也が勝利投手となり、巨人が決勝進出を決めた。翌日の決勝では日本ハムに敗れ、ファーム日本一には届かなかった。
ジャイアンツタウンスタジアムのアクセス
東京都稲城市矢野口3228番地南山95街区1号
最寄り駅から徒歩約15分
ジャイアンツタウンスタジアムは、巨人ファームの試合やチーム活動を身近に感じられる重要な施設だ。
アクセスは以下のとおり。
- 京王相模原線「京王よみうりランド駅」から徒歩約15分
- 京王相模原線「稲城駅」から徒歩約15分
- 京王よみうりランド駅から小田急バスを利用し、東京ジャイアンツタウン停留所で下車
- 無料シャトルバスが運行される日もある
新宿・渋谷方面からは、公式アクセス案内で約45分が目安とされている。
なお、2026年10月31日から11月12日までは秋季キャンプに伴い、京王よみうりランド駅、読売ジャイアンツ球場、ジャイアンツタウンスタジアムを巡回する無料シャトルバスの運行が案内されている。天候やチーム事情による変更には注意したい。
読売ジャイアンツ球場との違い
ファーム観戦では、ジャイアンツタウンスタジアムと読売ジャイアンツ球場を混同しないことも大切だ。
どちらも稲城市のジャイアンツの活動拠点エリアにあるが、別の施設である。
試合によって開催球場が異なるため、観戦前には必ず対戦カードだけでなく、球場名まで確認したい。
チケット購入と観戦時の注意点
2026年度の球団公式案内では、ファーム公式戦のチケットはGIANTS APPやGIANTSオフィシャルチケットなどから購入できる。
東京ジャイアンツタウンの公式FAQでは、球場での当日券販売は行わず、事前購入が必要と案内されている。
また、CLUB GIANTSの会員特典には、対象となるファーム主催試合への無料招待もある。ただし、事前申し込みが必要で、先着受付のため予定枚数に達すると利用できない場合がある。
初めて観戦する人は、次の3点を確認しておきたい。
1. 開催球場がジャイアンツタウンスタジアムか読売ジャイアンツ球場か。
2. チケットの販売開始日と対象席種。
3. シャトルバスの運行状況と試合開始時刻。
【巨人2軍の育成と一軍昇格】ファーム日本選手権と2027年の新体制
巨人2軍を評価するうえで、順位や個人成績と同じくらい重要なのが、選手を一軍戦力へ成長させる仕組みだ。
ファームは一軍に入れなかった選手が試合をする場所というだけではない。技術の改善、実戦経験、コンディション調整、育成選手の支配下登録など、複数の役割を担っている。
育成選手から支配下登録への移行
2026年の巨人では、育成選手から支配下選手へ移行した事例が複数確認できる。
NPBの登録公示によると、シーズン中に育成選手登録を抹消され、支配下選手へ移行した選手は次の8名だ。
- 3月24日:ルシアーノ、宇都宮葵星
- 4月6日:平山功太
- 5月25日:ティマ
- 6月25日:笹原操希
- 7月6日:知念大成
- 7月20日:代木大和
- 7月31日:鈴木大和
この動きから読み取れるのは、ファームが単なる試合出場の場ではなく、選手の評価と契約上のステップアップを結びつける役割を持っていることだ。
特にティマは、10本塁打、46打点というファームでの実績を残し、5月25日に支配下登録へ移行した。
ただし、ここで間違えやすいのが、支配下登録と一軍昇格は同じではないという点である。
支配下登録は球団との選手契約上の区分変更であり、一軍昇格は一軍の出場選手登録に関わる判断だ。
支配下になった選手がすぐに一軍の試合へ出場するとは限らない。チームのポジション事情、故障者の状況、対戦相手との相性、本人の調子など、複数の要素が関係する。
一軍昇格につながる選手の評価ポイント
ファームの成績を読む際には、次の5項目を意識すると、選手の成長をより立体的に把握できる。
1. 打撃の再現性
打率だけでなく、出塁率、長打率、三振数、四球数を確認する。特定の投手や球場でだけ結果が出ていないかも重要だ。
2. 投手の安定性
防御率に加え、投球回、奪三振、四球、被本塁打を見る。短い登板での好成績と、先発として長いイニングを抑えた成績は区別したい。
3. 守備と走塁
一軍では打撃以外の能力が出場機会を左右する。複数ポジションを守れることや、走塁判断の良さも評価材料になる。
4. 一軍投手への対応
ファームで結果を出すだけでなく、一軍クラスの投手と対戦したときにどこまで対応できるかが問われる。
5. 継続性とコンディション
一度の好成績よりも、複数試合にわたって同じパフォーマンスを維持できるかが重要だ。
こうした基準で見ると、皆川岳飛の打撃と走力、ティマの長打力、三塚琉生の打球の強さ、又木鉄平の投球回と防御率は、それぞれ異なる強みとして評価できる。
ファーム日本選手権2026:巨人はワイルドカードで決勝進出
2026年のファーム日本選手権は、3地区制への変更に合わせて大会方式も刷新された。
従来の2リーグ優勝球団による対戦とは異なり、東・中・西の各地区優勝球団に、各地区2位のうち最も勝率が高い球団を加えた4チームでトーナメントを実施する方式となった。
巨人は中地区2位ながら、勝率.615でワイルドカードを獲得した。
大会結果は次のとおり。
- 10月3日・準決勝:巨人3-1 DeNA。巨人が勝利。
- 10月4日・決勝:巨人2-5日本ハム。巨人は準優勝。
日本ハムは29年ぶり2度目のファーム日本一に輝いた。
巨人にとっては優勝こそ逃したものの、地区優勝球団のDeNAを破って決勝へ進んだことは、2026年のファームを振り返るうえで重要な結果だ。
2027年は会田有志新監督体制へ
2027年から巨人2軍監督に就任。
2026年10月30日、巨人は2027年シーズンのコーチングスタッフを発表した。
ファームの指導体制では、2026年に2軍監督を務めた石井琢朗氏が巡回打撃コーチに配置転換され、3軍監督だった会田有志氏が2軍監督に就任する。
さらに、高木康成氏が3軍監督を担当する。
この人事の背景には、ファーム全体の育成体制を見直し、中長期的な視点でスケールの大きい選手を育てる狙いがある。
会田氏と高木氏は育成部門に関わってきた経歴を持つ。3軍から2軍、さらに一軍へと選手を送り出す流れを、どのように強化していくかが2027年の注目点となる。
2026年の結果を引き継ぎながら、指導者の配置転換が実際の選手成長に結びつくか。巨人のファームを追ううえで見逃せない変化だ。
【巨人2軍に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年の巨人2軍は何位でしたか?
A1:ファーム・リーグ中地区で2位です。124試合75勝47敗2分、勝率.615で、首位DeNAとは3ゲーム差でした。
Q2:2026年の巨人2軍で注目された選手は誰ですか?
A2:打者では打率.297の皆川岳飛、10本塁打46打点のティマ、6本塁打36打点の三塚琉生が注目選手です。投手では9勝、防御率1.82の又木鉄平や、防御率1.44の石川達也が好成績を残しました。
Q3:巨人2軍の試合はどこで観戦できますか?
A3:主な観戦施設はジャイアンツタウンスタジアムと読売ジャイアンツ球場です。試合ごとに開催球場が異なるため、公式日程で確認し、チケットを事前購入してください。
Q4:巨人2軍の育成選手が支配下登録されると、一軍に昇格できますか?
A4:支配下登録によって一軍出場選手登録の対象になりますが、自動的に一軍へ昇格するわけではありません。選手の状態やチーム編成などを踏まえて判断されます。
Q5:2026年のファーム日本選手権で巨人は優勝しましたか?
A5:優勝していません。10月3日の準決勝でDeNAを3-1で破りましたが、10月4日の決勝では日本ハムに2-5で敗れ、準優勝となりました。
まとめ:【プロの結論】巨人2軍の本当の評価は若手の成長にある
2026年の読売ジャイアンツ2軍は、ファーム・リーグ中地区で75勝47敗2分、勝率.615の2位という好成績を残した。
チーム打率.256、80本塁打、174盗塁、防御率2.74という数字からも、攻撃力と投手力の両面で一定の競争力を示したシーズンだったことが分かる。
個人では、皆川岳飛の打率.297、ティマの10本塁打、三塚琉生の成長、又木鉄平の9勝と防御率1.82など、今後につながる実績が見られた。
また、ティマを含む8名がシーズン中に育成から支配下へ移行したことも、ファームの育成機能を考えるうえで重要な材料だ。
プロ野球を深く楽しむための評価基準は、2軍の順位だけにとらわれないこと。
- チームの強さを知りたいなら、勝率・得失点・チーム防御率を見る。
- 若手の将来性を知りたいなら、打率だけでなく出塁率・長打率・出場数を見る。
- 一軍昇格を予想するなら、成績に加えて守備、走塁、投球内容、支配下登録状況を見る。
- 育成方針を知りたいなら、2027年の会田有志新監督体制にも注目する。
2026年は地区2位からワイルドカードでファーム日本選手権の決勝へ進んだ巨人。2027年は指導体制も変わる。
一軍の勝敗だけでは見えてこない、次世代のジャイアンツを生み出す場所。それが巨人2軍の最大の見どころである。
主な参考資料:日本野球機構(NPB)2026年度ファーム公式戦成績、球団別個人成績、育成選手登録公示、ファーム日本選手権公式記録、読売巨人軍公式情報、東京ジャイアンツタウン公式アクセス・観戦案内、2026年10月30日付のコーチングスタッフ発表。