【筋トレの実態】久保建英が取り組んできたトレーニング内容
久保の筋トレを考える際に重要なのは、一般的なボディービル型の筋力トレーニングと、サッカー選手の競技力を高めるトレーニングを区別することだ。
久保の場合、木場氏の指導で重視されてきたのは、筋肉のサイズだけではなく、複数の筋肉を連動させて動く能力だった。
2022年に明らかになった強化部位

2022年8月16日、FOOTBALL ZONEが報じた久保の身体づくりには、具体的な情報がある。
日本代表の6月シリーズ終了後、久保は6月17日に木場氏のCOREトレSTUDIOを訪問。本人からトレーニングをしたいと連絡があったという。
木場氏が当時の課題として挙げたのは、次の4つの部位だった。
- 脇腹: 上半身の安定やひねり動作に関わる。
- お尻: 股関節の動きや踏み込みを支える。
- ハムストリング: 加速や減速、走動作に関わる。
- 内側広筋: 太ももの内側に位置し、膝の安定に関わる。
特に注目されたのが、お尻の筋肉と膝の関係だ。
木場氏は、右膝の故障によって左右の動きに不安が生まれ、中臀筋を鍛えることにも影響が出ていたと説明している。
そこで、特製の三角形のファンクショナルクッションを使用したトレーニングなどを取り入れ、身体の動きを改善するアプローチを行った。
これは単純に筋肉を大きくするのではなく、筋肉同士の連動性を高めるための取り組みだった。
久保の筋トレは筋肥大だけが目的ではない

筋肥大とは、筋肉そのもののサイズを大きくすることだ。
もちろん、サッカー選手に筋力は必要だ。しかし、攻撃的な選手が過度に筋肉量を増やせば、本人の動作特性や競技上のメリットを損なう可能性も考慮しなければならない。
久保の身体づくりで重視されてきた要素を整理すると、次のようになる。
| トレーニングの方向性 | 期待される役割 |
|---|---|
| 体幹トレーニング | 身体の軸を安定させる |
| バランストレーニング | 接触時や片足動作の安定 |
| 股関節周辺の強化 | 切り返しや踏み込みの改善 |
| ハムストリングの強化 | 加速・減速の動作を支える |
| 柔軟性の向上 | 可動域と動作の滑らかさを支える |
| 全身の連動性 | ドリブルやシュート動作の効率化 |
この表は、木場氏が公表した指導内容を競技上の役割別に整理したものだ。現在の久保の固定メニューを示すものではない。
2026年現在のトレーニング内容は?

2023年のFOOTBALL ZONEのインタビューでは、木場氏は久保の試合映像をチェックし、身体の気になる部分があれば改善するためのトレーニングやストレッチを作っていると説明していた。
このことから、久保のトレーニングは決められたメニューを機械的に繰り返すだけではなく、プレーの状態に応じて調整する考え方が取り入れられてきたことが分かる。
ただし、2026年10月現在のレアル・ソシエダでの週間筋トレ回数、ウェイトトレーニングの重量、個別メニューの全容は公表されていない。
したがって、2022年に報じられた強化部位を、そのまま2026年の最新メニューとみなすことはできない。
【食事と栄養】久保建英の体づくりを支える食生活の考え方
筋肉を鍛えるだけでは、アスリートの身体づくりは完成しない。
トレーニングによる負荷を受け止め、コンディションを維持するためには、食事と休養も欠かせない。
久保の栄養面を考えるうえで参考になるのが、2022年11月23日に鈴廣かまぼこの「魚肉たんぱく同盟」で公開された木場克己氏のインタビューだ。
この取材では、木場氏がトップアスリートの身体づくりにおいて、食事をどのように位置付けているかが詳しく語られている。
木場克己トレーナーが重視するタンパク質と食事
木場氏は、食事について、単にプロテインを飲めばよいという考え方をしていない。
インタビューでは、プロテインに頼りすぎず、まず普段の食事の量と質を意識することが大切だと説明している。
また、ジュニア世代の指導では、練習後に炭水化物やタンパク質を摂取することを重視してきたという。
この考え方は、サッカー選手の身体づくりにおいて重要な意味を持つ。
| 栄養・生活要素 | 身体づくりにおける役割 |
|---|---|
| タンパク質 | 筋肉や身体組織の維持・修復に必要 |
| 炭水化物 | 運動時の主要なエネルギー源 |
| バランスのよい食事 | 必要な栄養素を幅広く補給 |
| 水分補給 | 運動中の水分損失への対応 |
| 睡眠・休養 | 疲労回復とコンディション管理 |
木場氏は、連戦時の食事についても、栄養士と連携して選手ごとに不足している栄養素を把握する取り組みを紹介している。
つまり、身体づくりはトレーニングだけで完結するものではない。日々の食事を含めた総合的なコンディショニングが必要になる。
久保本人の食事メニューは公開されている?
ここは区別しておきたいポイントだ。
木場氏がアスリート全般に推奨する栄養管理の考え方は公表されているが、久保本人の1日の食事メニュー、摂取カロリー、タンパク質の具体的な摂取量などを示す詳細な食事記録は確認できない。
SNSなどで見かけるアスリートの食事画像や一般的なプロサッカー選手の栄養管理を、そのまま久保本人の食生活と結び付けることはできない。
確かなのは、久保の身体づくりを長年支えてきた木場氏が、食事の質と量をトレーニングと同じくらい重要な要素として扱っていることだ。
【2026年最新】レアル・ソシエダで求められる久保建英のフィジカルと今後
2026年は、久保の身体づくりを考えるうえでも大きな節目となった。
夏に開催されたFIFAワールドカップ2026北中米大会では、日本代表の一員として出場。木場氏は大会後の2026年8月5日、日刊スポーツの取材で久保の成長と今後の身体づくりについて語っている。
2026年ワールドカップでの負傷と身体づくり
日刊スポーツによると、久保は大会初戦のオランダ戦に先発したものの、左膝を負傷して途中交代した。
決勝トーナメント1回戦のブラジル戦ではベンチ入りしたが、出場機会はなかった。
木場氏は大会後に久保と電話で話したことを明かし、4年後のワールドカップを見据えた成長にも期待を寄せた。
特に注目されるのが、25歳から29歳に向けた身体づくりについてのコメントだ。
木場氏は、今後の4年間について、体力の変化に対応する身体づくりと栄養管理が重要になるとの見解を示している。
そして、久保について「まだまだ伸びしろがあると思う」と評価した。
レアル・ソシエダで必要とされる身体能力
久保が所属するレアル・ソシエダは、スペインのラ・リーガで戦うクラブだ。
そこで求められるのは、単に身体が強いことだけではない。
攻撃的なポジションでは、次のような能力が重要になる。
- 狭いスペースで相手のプレッシャーを回避する技術
- 接触を受けながらボールを保持するバランス能力
- 短い距離で加速する瞬発力
- 試合中に繰り返される方向転換への対応力
- 攻守の切り替えで動き続ける運動能力
久保の特徴は、こうした能力を高い技術と組み合わせられる点にある。
特に、相手に身体を寄せられた場面でも、ボールを足元に置いたまま次のプレーを選択できることは、フィジカルと技術が連動している証拠といえる。
2026年の久保の筋肉をどう評価すべきか
2026年の最新情報から分かるのは、久保の身体づくりが完成して終わったものではなく、今後も競技生活に合わせて進化させていく段階にあるということだ。
木場氏が2026年に語った4年間の重要性は、単なる筋肉量の増加を意味していない。
年齢や試合環境、負傷からの回復、コンディションの変化に対応しながら、技術を発揮できる身体を維持するという課題がある。
なお、2026年10月現在の久保の筋肉量や体脂肪率、最新のウェイトトレーニング数値は公開情報からは判断できない。
身長173cm・体重64kgというプロフィールは身体の基本的な目安にはなるが、実際のフィジカル能力を評価するには、試合での動きや身体の使い方も合わせて見る必要がある。
【プロの結論】久保建英の筋肉から学べる身体づくりの本質
久保建英のフィジカルを分析すると、一般的にイメージされる「筋肉を大きくすれば身体が強くなる」という考え方だけでは説明できないことが分かる。
彼の身体づくりには、幼少期からの体幹トレーニング、柔軟性の強化、下半身の機能改善、動作の連動性という複数の要素がある。
特に重要なのは、身体の大きさに頼らず、自分の特徴を理解して弱点を補ってきた点だ。
久保建英のフィジカルが強い理由を3つに整理
1. 幼少期から体幹を鍛えてきたこと
小学4年生の頃から木場克己氏の指導を受け、身体の軸やバランス能力を育ててきた。これは一時的な筋トレではなく、長年の積み重ねである。
2. 筋肉の量よりも動作の質を重視してきたこと
脇腹、お尻、ハムストリング、内側広筋など、競技動作に関係する部位を意識したトレーニングが報じられている。全身の連動性を高める考え方が特徴だ。
3. 食事やコンディション管理も身体づくりの一部として考えること
木場氏の栄養に関する証言からは、食事の質と量、連戦への対応など、トレーニング以外の管理も重視されていることが分かる。
久保のトレーニングから一般の人が参考にできること
久保の身体づくりを一般のトレーニングに応用するなら、見た目の筋肉量だけを追い求めないことが大切だ。
| 目的 | 意識したいポイント |
|---|---|
| 身体の安定性 | 体幹とバランス |
| スポーツの動作改善 | 股関節と下半身の連動 |
| 身体の動かしやすさ | 柔軟性と可動域 |
| 筋力向上 | 目的に合った負荷設定 |
| コンディション維持 | 食事・睡眠・休養 |
ただし、プロ選手のトレーニングをそのまま一般の人が再現する必要はない。年齢、運動経験、身体の状態、競技目的に合わせて内容を調整することが基本となる。
久保の事例から学べる最も大きなポイントは、筋肉を大きくすることと、競技で使える身体をつくることは同じではないということだ。
【久保建英の筋肉】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:久保建英の身長と体重は何cm・何kgですか?
A1:2026年のJリーグ日本代表特設プロフィールでは、身長173cm・体重64kgと掲載されている。過去のJFAの2018年U-19代表プロフィールには67kgの記録もある。
Q2:久保建英の体重は64kgと67kgのどちらが正しいですか?
A2:どちらも異なる時期の公式登録に掲載された数字だ。2026年掲載のプロフィールは64kgで、2018年のJFA登録は67kg。実際に体重が変化した時期や理由は公表されていない。
Q3:久保建英が当たり負けしない理由は何ですか?
A3:体幹の安定性、バランス能力、身体の使い方などが理由として挙げられる。特に、木場克己トレーナーの指導のもと、幼少期から体幹トレーニングを積み重ねてきたことが特徴だ。
Q4:久保建英のトレーナーは誰ですか?
A4:幼少期から指導に関わってきたプロトレーナーの木場克己氏。独自のKOBA式体幹バランストレーニングを考案した人物である。
Q5:久保建英はどのような筋トレをしていますか?
A5:公表された過去の指導内容では、体幹、バランス、脇腹、お尻、ハムストリング、内側広筋などを意識したトレーニングが紹介されている。2026年現在の詳細な週間メニューは公表されていない。
Q6:久保建英は食事やプロテインにもこだわっていますか?
A6:久保本人の詳細な食事記録は公表されていない。一方、指導トレーナーの木場氏は、プロテインだけに頼らず、普段の食事の量と質を重視する考え方を説明している。
まとめ:久保建英の筋肉は「大きさ」より「使える強さ」が特徴
久保建英の筋肉やフィジカルの強さを理解するには、身長173cm・体重64kgというプロフィールだけでは不十分だ。
小学生時代から木場克己トレーナーの指導を受け、体幹やバランス、柔軟性を磨いてきた経歴こそ、久保の身体的な特徴を理解する重要な手掛かりとなる。
特に、本人が語った「体幹を強くして、倒れないようにする」という考え方は、筋肉の大きさだけを追い求めない身体づくりを象徴している。
2026年のワールドカップを経て、木場氏は久保のさらなる成長に期待を示した。今後は年齢やコンディションの変化に対応しながら、技術とフィジカルをどのように進化させていくかが注目点になる。
久保建英の強さの本質は、単に筋肉が発達していることではない。自分の身体を理解し、必要な能力を長い時間をかけて磨き続けてきたことにある。