【原作とドラマの違い】真犯人・結末・登場人物の設定を比較
原作漫画とドラマ版は、基本的な人物関係や物語の出発点は共通しています。しかし、当主殺害事件の実行犯や事件後の展開には大きな違いがあります。
特に注意したいのは、ドラマを見ただけでは原作の真相を完全には把握できないことです。
原作漫画とドラマ版の違い5選

1.当主殺害事件の実行犯
- 原作:多喜川美由紀
- ドラマ:多喜川薫
両者は多喜川家に関係する人物ですが、犯行に至る経緯が異なります。原作では今日子に挑発された美由紀が樹を刺し、ドラマでは薫が樹とのもみ合いの末に刺してしまいます。
2.事件の背景
- 原作:美由紀と今日子の対立、家族間の秘密が中心。
- ドラマ:薫と父・秀幸、今日子との関係が事件の中心。
ドラマは限られた放送時間の中で、薫の告白を通じて事件の全容を描いています。
3.高月今日子の最期
- 原作:事件後の責任や七桜による処遇の決断が描かれる。
- ドラマ:子どもを助けようとして事故に遭い、命を落とす。
4.七桜と椿の関係
両作品とも最終的には二人が結ばれる方向で物語が進みます。ただし、そこに至るまでの事件解決の過程や、二人が光月庵とどう向き合うかは異なります。
5.物語のその後
原作には新婚編があり、七桜と椿の結婚生活や娘・千代の誕生まで描かれています。ドラマは二人が再会して愛を確かめ合う場面で幕を閉じます。
2020年のドラマ化はなぜ原作と違うのか

ドラマの放送開始時点では、原作漫画はまだ完結していませんでした。
東宝芸能の2020年3月24日の出演発表でも、安藤なつみの連載漫画を実写化する作品として紹介されています。
その後、ドラマは全8話の構成で物語をまとめ、2020年9月30日に最終回を迎えました。
一方、原作漫画の最終巻は2021年9月発売です。
つまり、ドラマは連載途中の段階で独自の結末を制作する必要があり、事件の実行犯や登場人物の最期を変更したと考えられます。
2026年現在、どちらを楽しむべき?

| 読み方・視聴方法 | おすすめの人 | 楽しめるポイント |
|---|---|---|
| 原作漫画 | 事件の全貌を知りたい人 | 人物の心理や事件の背景を深く理解できる |
| ドラマ版 | 映像作品が好きな人 | 浜辺美波と横浜流星の演技、和菓子の映像美 |
| 原作とドラマの両方 | 結末の違いを楽しみたい人 | 犯人や人物の最期を比較できる |
| 新婚編・妻恋い | 七桜と椿のその後を知りたい人 | 結婚後の二人と家族の物語 |
個人的なおすすめは、ドラマを見てから原作を読む順番です。
ドラマで事件の大枠を理解した後に原作を読むと、同じ登場人物でも違う選択をしていることに気づき、物語を二度楽しめます。
【2026年最新】『私たちはどうかしている』全巻完結?続編『妻恋い』の現在
「私たちはどうかしている 全巻 完結」と検索する人が注意したいのが、本編と続編の区別です。
実は、七桜と椿の物語は本編の最終回だけでは終わりません。
原作漫画は全19巻で完結
安藤なつみが講談社の女性漫画誌「BE・LOVE」で連載した作品は、単行本のシリーズとして全19巻が刊行されています。
内容を整理すると、次のようになります。
- 第1~16巻: 七桜と椿の出会いから当主殺害事件の真相、結婚までを描く本編。
- 第17~19巻: 結婚後の二人を描く新婚編。
- 2023年2月13日: 第19巻「千代の春」発売。
第19巻では、出産を控えた七桜と椿が、女将の実家である鳳家を舞台に新たな対決に挑みます。
家族の絆や光月庵の未来をめぐる物語が描かれ、七桜と椿がつかむ幸せが締めくくられます。
続編『私たちはどうかしている 妻恋い』も連載中
2024年からは、続編となる『私たちはどうかしている 妻恋い』も登場しています。
物語の舞台は、娘の千代が生まれてから2年後。
七桜と椿は京都への新婚旅行を計画しますが、椿の実父である多喜川家の当主から届いた手紙が、新たな波乱を呼び起こします。
夫婦になった二人にも、まだ解決していない家族の問題が残されていたのです。
2026年10月時点の刊行情報
最新刊として確認できる単行本
- 発売日:2026年8月12日
- 作者:安藤なつみ
- 出版社:講談社
- 掲載誌:BE・LOVE
- シリーズ累計発行部数:600万部突破
第5巻では、七桜が藍の作ったお菓子に影響を受けてスランプに陥る一方、娘の千代をめぐる出来事や、多喜川と藍の関係にも進展が描かれています。
講談社の作品紹介では『妻恋い』は続編として掲載されており、2026年10月現在も連載作品として扱われています。
安藤なつみの原作漫画を読む価値
作者の安藤なつみは、1994年に第19回なかよし新人まんが賞で入選してデビューした漫画家です。
『キッチンのお姫さま』などの作品でも知られ、第30回講談社漫画賞を受賞しています。
『私たちはどうかしている』の魅力は、恋愛漫画としての面白さだけではありません。
和菓子の繊細な表現、老舗の伝統、血縁による後継者問題、そして家族の秘密が複雑に絡み合っています。
和菓子作りの技術が登場人物の心情と結びついているため、単なる恋愛サスペンスでは終わらない読み応えがあります。
【よくある質問】私たちはどうかしているのネタバレFAQ
Q1:『私たちはどうかしている』の原作漫画の真犯人は誰ですか?
A1:原作漫画で高月樹を実際に刺したのは、多喜川薫の母親である多喜川美由紀です。今日子に挑発された美由紀が、今日子と間違えて樹を刺してしまいました。今日子は事件の裏で暗躍し、百合子に罪を着せています。
Q2:ドラマ版の真犯人は誰ですか?
A2:ドラマ版では多喜川薫が犯人です。父・秀幸と今日子の不倫関係を終わらせようと光月庵を訪れ、樹ともみ合った末に刺してしまいました。原作とは犯人の設定が異なります。
Q3:七桜と椿は最終回で結婚しますか?
A3:はい。原作漫画では二人は結婚し、その後、娘の千代も誕生します。ドラマ版でも最終回で再会し、互いの愛情を確かめ合うハッピーエンドです。
Q4:椿の本当の父親は誰ですか?
A4:椿の実父は多喜川秀幸です。母親の今日子が秀幸との間に椿をもうけたため、椿と多喜川薫は父親が同じ異母兄弟という関係になります。
Q5:原作漫画は何巻までありますか?
A5:新婚編を含む単行本シリーズは全19巻で完結しています。ただし、続編『私たちはどうかしている 妻恋い』が別シリーズとして連載中で、2026年8月には第5巻が発売されています。
まとめ:『私たちはどうかしている』は原作とドラマの両方で結末を楽しめる
『私たちはどうかしている』は、七桜と椿の恋愛だけでなく、光月庵の後継者争い、親世代の愛憎、当主殺害事件の真相が複雑に絡み合う作品です。
最後に、押さえておきたいポイントを整理します。
- 七桜の正体は、高月樹と大倉百合子の娘。
- 椿の実父は多喜川秀幸。
- 原作の事件の実行犯は多喜川美由紀。
- ドラマ版の事件の実行犯は多喜川薫。
- 今日子は両作品で事件の真相に深く関わる重要人物。
- 七桜と椿は結婚し、娘の千代が誕生する。
- 新婚編を含むシリーズは全19巻。その後の『妻恋い』は2026年も連載中。
【プロの結論】
この作品を理解するうえで最も重要なのは、「誰が樹を刺したのか」という犯人探しだけで物語を終わらせないことです。
本当に注目したいのは、親世代の愛憎によって人生を左右された七桜と椿が、どのように過去を乗り越え、自分たちの幸せを選び直したのかという点です。
血筋や家柄が重視される光月庵では、和菓子職人としての実力以上に、生まれた家や親の秘密が人間関係を支配していました。しかし、最後に二人が選んだのは、過去の因縁に縛られない新しい家族の形でした。
犯人や結末の謎を重視するなら原作漫画、浜辺美波と横浜流星の演技や映像美を楽しみたいならドラマ版がおすすめです。
そして、二人の結婚後の生活まで見届けたい人は、新婚編と続編『妻恋い』まで読むと、作品の魅力をさらに深く味わえます。